福岡の豚骨ラーメンが海外でも大人気 米・ユナイテッド航空が大絶賛

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米航空大手・ユナイテッド航空の機内誌『Hemispheres』4月号が、"今年選んだ、8つの将来有望な大都市"のひとつとして福岡を選んでいるのだが、その扱われ方がおもしろい。

同記事は、福岡以外にもロッテルダム(オランダ)、ヒューストン(アメリカ)、テルアビブ(イスラエル)など国際的に注目を集める都市を紹介。それぞれ、建築やテクノロジー、デザイン、ファッションなどの分野で"将来有望な都市"としてクールに取り上げられているのだが、福岡だけ豚骨ラーメンの写真とともに紹介され、「豚骨ラーメンの愛好者にとっては、すべての道はフクオカへ続いている 」と、若干、温度の違う伝えられ方をされているのだ。

どうしてこうなった......。

背景には近年、アメリカで盛り上がっているラーメンブームがある。
同誌では、麺とドーナツをひとつにした「ラムナッツ」や、バンズの代わりに麺を使用した「ラーメンバーガー」などの日本人には理解できないアメリカナイズされた料理が生まれている事実を紹介。

そんな混沌としたアメリカのラーメンブーム。その原点は、韓国系アメリカ人で日本の料理店にも留学した経験を持つデヴィッド・チャン氏が、2004年にニューヨークで「モモフク・ヌードル・バー」をオープンしたところにある。その後、日本から「一風堂」などがNYに進出、本場・博多の豚骨ラーメンを提供し始めたことで、ニューヨークでは豚骨ラーメンブームが到来。以来、「TONKOTSU」はアメリカのラーメン愛好家達の舌を満足させているのだ。

アメリカでますます盛り上がる豚骨ラーメン熱。今回、世界中を飛び回っているユナイテッド航空の機内誌で「豚骨ラーメンの愛好者にとっては、すべての道はフクオカへ続いている 」と紹介されたことの影響は計り知れない。もしかしたら、全米どころか世界中のラーメンフリークが福岡に大挙して訪れる......かもしれない。

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