テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」よりカウンター席のハイチェアーが小さくギシギシと音を立てた。静かな店内に無機質な音が響きわたる。その瞬間、 そこにいる人間全ての意識がエミのハイチェアーに集中した。エミは自分の頬が少し紅潮したような気がして、それを誤魔化すために目の前に置かれたギムレットのグラスを手に取った。一口運ぶとジンの強い刺激がエミの舌に浸透していくのが分かる。