良くも悪くも「涌井」に振り回される、ここ2〜3年の西武ライオンズである。2010年の年俸調停、2011年のひじ痛による戦線離脱、そして2012年はスキャンダル。自他ともに認める西武のエース、一時はダルビッシュから唯一のライバルと目された涌井は、この3年で成績を大きく落とし、揚句にクローザーに収まった。涌井はセーブは稼いだが、救援投手としてのERAは2.57。抜群というほどではなかった。涌井が抜け、帆足もいなくなった西武