国立遺伝学研究所(遺伝研)は7月4日、抗がん剤「シスプラチン」や「マイトマイシンC」により引き起こされる、DNA2本鎖間の架橋(共有結合)を、DNAの切断と組換えを使って修復するのに、「Mcm8」及び「Mcm9」というタンパク質の複合体が関与することを初めて見出したと発表した。成果は、遺伝研の西村浩平研究員、同じく鐘巻将人准教授、同じく堀川一樹准教授(現・徳島大学特任教授)、同じく深川竜郎教授、京都大学・放射線生物研究セ