寝ている時の自分がどんな感じなのか、よく知らなかった。たとえば、小学生の頃の私は、非常に静かに寝る子供だったらしい。おしとやかに。ただ、ある日のこと。恐らく、19歳の時分だったと思う。「いびき、凄いんだね」と言われ、今までの自身に対するイメージがガラガラと崩れ去ってしまったのだ。「そんな、バカな」と。「いつの間に」と。そして、今まで何食わぬ寝顔で「ガーッ、ガーッ」言ってた自分が残念。できることなら、