政治家はわざわざ予算を正当化するロジックを考えない。なにしろ田舎の選挙区では工事を持ってくるだけで評価されるのだから、例え、穴を掘って翌日埋め戻すような仕事でも構わない訳だ。よくわからない公共事業にいろいろな理由付けをして財務省などに削られないように理論武装するのは、専ら各省のキャリア官僚の仕事であった。小泉政権以降の公共事業削減の中で、論破されて削られてきたのも多いのだが、未だに「公共事業を