YouTubeチャンネル「守鍬 刈雄のお暇なら映画でも」が、「【#ユートピア狂宴】普通に面白いB級ホラー!老人の性欲のグロさ(新作映画レビュー)」を公開した。映画独自解説家・守鍬刈雄が、ホラー映画『ユートピア 狂宴』をピックアップし、特異な舞台設定や他作品との比較を交えながら、本作の魅力を多角的な視点でレビューしている。

※この記事には映画のネタバレが含まれています。

『ユートピア 狂宴』は、義弟を亡くして自暴自棄になった青年マックスが、社会奉仕活動として赴いた奇妙な老人ホームを舞台にした作品。施設には「4階には絶対に行ってはいけない」というルールが存在し、童話『青ひげ』を彷彿とさせるような禁忌を破る恐ろしさが描かれている。守鍬氏は、劇中の「老人の性欲」の生々しさに注目。若い女性の顔のマスクを被って行為に及ぶ老人の姿に「なんじゃこりゃ」と思わずツッコミを入れつつ、若さへの執着を視覚化した不気味な発想を高く評価した。

また、劇中の一部シーンが映画『X エックス』や『MEN 同じ顔の男たち』に酷似している点にも言及。しかし、それぞれの作品の公開日と本作の撮影終了時期を照らし合わせ、「パクリではなく偶然の一致」だと分析している。さらに、ギリシャ神話に登場する、不老不死だが老い続ける神・ティートーノスの逸話を引き合いに出し、若者の未来を搾取して生き長らえようとする老人たちのエゴを奥深く考察した。

物語の終盤、陰謀を暴かれた老人たちを主人公が斧でなぎ倒していく過激な展開について、守鍬氏は「上品な着地は期待していない」と断言。社会問題風のテーマを含みつつも、小難しい理屈抜きで最後まで飽きずに楽しめる、「普通に面白いB級ホラー」であると総括している。

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