ビジネス書ライターの戸田覚氏が自身のYouTubeチャンネルで「【買いかえ進まん】スマートスピーカーがオワコン化していませんか。音声の限界を感じる今日この頃」を公開した。動画では、昨今話題となっているOpenAIのスマートスピーカー市場参入のニュースを背景に、スマートスピーカーの現状と今後の限界について、自身の見解を語っている。

動画の冒頭で戸田氏は、すでにAmazonの「Alexa」やGoogle、Appleなどがスマートスピーカーを展開し、LINEも過去に参入して撤退した現状に触れ、新規参入しても「めちゃめちゃ厳しいと思う」と推測する。過去に安売りで広く普及したものの、スマート機能自体が大きく進化しておらず、音楽を聴くための音質向上などを除けば、ユーザーに「買い替えよう」と思わせる動機が不足していると指摘した。

その最大の理由として、戸田氏は「音声の限界」を挙げる。今何時か、今日の天気はどうかといった短い情報のやり取りには適しているが、一週間の天気や観光スポットの比較など、情報量が多くなると「集中して聞いていれば入ってきますけど、まあ入ってこない」と説明。能動的に情報を得たい場合、音声よりも文字や画像のほうが圧倒的に優れているとし、「音声で言ってくれたとて、ちょっと全然物足りない」とその不便さを語った。さらに、複雑な手順を確認する際にも、音声のみのインターフェースでは理解しづらいと具体的な例を挙げて解説した。

現在、スマートスピーカーはタイマーや目覚まし時計、音楽再生といった限定的な用途に落ち着いており、画面付きのモデルはもはや「スマートスピーカーと呼ぶのもどうなんだろう」と疑問を投げかける。今後、「Gemini」や「Copilot」などAIがさらに進化して高度な回答ができるようになっても、「音声の回答はダメなんですよ」と述べ、テキストで記録できるスマートフォンやパソコンには及ばないと結論づけた。

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