衆院選の投開票が27日に迫り、自民党に単独過半数割れの可能性が出てきた。派閥裏金事件が尾を引き、野党第1党の立憲民主党が政権批判の受け皿として一定の役割を演じる実態が浮かびつつある。結果次第では2012年以来の「一強多弱」の構図に変化が生じ得る。選挙戦終盤に向け、与野党の攻防が激しさを増しそうだ。「何としても自公で過半数をいただきたい。厳しい選挙だ。どうぞ力を与えてください」。石破茂首相(自民