「孤独」の有害性が指摘され、つながりの大切さが意識される時代。居場所を見つけられずにかえって苦しみが深まってしまう……。最新小説『耳に棲むもの』を刊行した作家・小川洋子さんと、『雨の日の心理学心のケアがはじまったら』が話題の臨床心理士・東畑開人さんとの、ジャンルを越えたスペシャル対談の後編をお届けします。「社会」と「個人」のはざまで折り合えない時に、物語が与えてくれる生き方のヒントとは?小川洋子