【サンパウロ時事】メキシコのシェインバウム政権は8日、殺人や誘拐など横行する重大犯罪を減らすため、「国家治安戦略」を策定したと発表した。防犯を重視して犯罪の温床である貧困などにも対処するほか、連邦警察に相当する国防省傘下の「国家警備隊」や情報部門を強化する。メキシコでは、麻薬カルテルの縄張り争いなどで凶悪な犯罪が頻発。政治家を標的とした犯罪も絶えず、今月に入り就任から間もない市長が殺害される事