全体的なストーリーや最後に明かされた真相は、政治サスペンスとして質が高かったと思う。だが、最終話を総括すると、想定を上回るような驚きもおもしろさもなく、ガッカリさせられた。9月6日(金)に最終話(第11話)を迎えた水川あさみ主演『笑うマトリョーシカ』(TBS系)のことだ。未来の総理候補として高い人気を誇る若き国会議員と、その有能な秘書の得体の知れない謎の関係性に、主人公の新聞記者が迫っていくヒュー