昔は、デカルトやカントと並んで必読書だったのだが、最近は、あまり聞かない。たしかに、ショーペンハウアー31歳の時の若書きで、余談が多く、冗長で、全体像が掴みにくい。それで、大学の哲学の研究者でも、どうもまともに読んでいない小僧が少なくなさそうだ。しかし、ワグナーやトーマス・マン、日本でも森鴎外や芥川龍之介など、多くの芸術家や作家に影響を与えた一冊で、いまでも充分に意義がある。芥川の『藪の中』(1922)
ランキング
- 総合
- 国内
- 政治
- 海外
- 経済
- IT
- スポーツ
- 芸能
- 女子
昔は、デカルトやカントと並んで必読書だったのだが、最近は、あまり聞かない。たしかに、ショーペンハウアー31歳の時の若書きで、余談が多く、冗長で、全体像が掴みにくい。それで、大学の哲学の研究者でも、どうもまともに読んでいない小僧が少なくなさそうだ。しかし、ワグナーやトーマス・マン、日本でも森鴎外や芥川龍之介など、多くの芸術家や作家に影響を与えた一冊で、いまでも充分に意義がある。芥川の『藪の中』(1922)