麦飯に大根のキムチ、豆もやしのスープ。かつて、韓国軍の兵士はこんな貧弱な食事で36ヶ月もの兵役に耐えていた。1日の摂取すべきカロリーは1954年に3800キロカロリーに定められたが、横流しなどで量が減り、末端の兵士の元に届くころにはすっかり目減りしていた。中身が良くなり始めたのは、韓国が高度成長の真っ只中にあった1970年代後半からだ。韓国軍の1960年代以前の状況よりひどいのが、2010年代の朝鮮人民軍(北朝鮮軍)だ