北朝鮮当局は、1400キロに及ぶ中国との国境線に、コンクリート壁と高圧電流の流れる電線を設置する計画を立て、今年3月から一部地域で工事を始めた。国境沿いの一部には監視塔やフェンスがあったものの、残りの警備は国境警備隊に任されていた。ところが、地元住民とのしがらみから、当局が防ぎたい脱北や密輸に逆に手を貸す始末。国境警備強化のために別の部隊を送り込むも、思惑通りに行かず、結局は人ではなく施設に頼ることに