北朝鮮は昨年1月から、新型コロナウイルス対策として貿易をストップしている。今年の春先に大規模な消毒場が完成し、新義州(シニジュ)税関が業務を再開、貿易のワック(取扱い枠)の申請受付と発行が行われるなど、再開に向けて期待が高まったが、実際に認められたものは緊急性の高い食糧や肥料などごく一部に過ぎない。主な理由としては、全世界的なコロナ禍が収まっていないことが挙げられるが、それ以外にも様々な要因が考え