かつて、北朝鮮には「パックントン」と呼ばれる者が存在した。正式には「ウェファワ・パックン・トンピョ」(外貨と替えた金券)という名称で、その名の通り、外貨と両替した場合に渡される外貨兌換券で、1979年から発行が始まった。資本主義国の通貨と両替した青いパックントンと、社会主義国の通貨と両替した赤いパックントンがあり、一般の北朝鮮ウォンと同じ価値を持つことにされていたが、実際は数十倍で闇両替され、前者のほ