―日銀の総裁経験者が現役時代を回顧して本を出すのは異例ですが、執筆の動機は。「第一に中央銀行の役割について社会全体としてもっと議論を深める必要があるとの思いが強く、そのための材料を提供したいと考えた。二つ目は総裁時代が激動の5年間で、リーマン危機、欧州債務危機、東日本大震災、2度の政権交代があった。これらの記録を残す責任があると考えた。三つ目は日本経済や日銀についての海外の理解が不正確で、耐えがた