主要企業ランキングと市場シェア
QYResearchのトップ企業研究センターによると、ドローンスマートバッテリーの世界的な主要製造業者には、Amperex Technology Limited(TDK)、Sunwoda、Shenzhen Grepow、Guangzhou Great Power、EaglePicher、Huizhou Fullymax、Zhuhai CosMX Battery、Xi'an SAFTY Energy、Denchi、Amprius Technologiesなどが含まれる。2025年時点で、世界の上位10社は売上ベースで約48.0%の市場シェアを占めており、市場は完全な分散型ではなく、一定の集中傾向を示している。

ただし、極端な寡占市場には至っていない。頭部企業は電芯の一貫性、製造規模、顧客認証で優位に立つ一方、中堅・長尾企業は重載荷多旋翼、固定翼長航時、低温環境、海事・高湿環境など、用途特化型の製品で市場余地を確保している。

【画像 https://www.dreamnews.jp/press/359662/images/bodyimage2】

上記の図表/データは、QYResearchの最新レポート「2026~2032年のグローバルドローンスマートバッテリー調査レポート」から引用されている。ランキングは2025年のデータに基づいている。現在の最新データは、当社の最新調査データに基づいている。Email: japan@qyresearch.com

主要企業の動向
2025年7月、CATLは中型電池分野においてAmperex Technology Limited(ATL)との合弁会社を設立し、電動二輪車、家庭用蓄電、ドローン、ロボットなどの応用シーンにおける電動化を全面的に推進していることを明らかにした。両社はこれまで家電・IT機器向けの小型リチウムイオン電池で協業実績があり、今回の合弁はドローン向けを含む中型電池領域への本格的な事業拡大を意味する。

2026年5月、Amprius TechnologiesとMatternetは、ドローン配送向けの戦略的協業を発表した。AmpriusセルはすでにMatternetのM2機体に搭載されており、両社は次世代プラットフォーム向けにセル選定、形状、熱特性、充電レート、サイクル寿命の最適化を進めるとしている。

2026年5月、Guangzhou Great Powerは、中国・深圳市で開催された第十八届深圳国際電池技術展覧会 において、ドローン電池Skyシリーズを正式に発表した。同シリーズはエネルギー密度400Wh/kg、6P持続放電・15P瞬時放電を実現し、農業植保・業界応用など多様なドローン用途に向けた差別化製品を展開する。

今後の展望
今後の成長方向は、地域、用途、技術体系の三つの面で分化していく。地域面では、中国が引き続き製造・供給網の中心であり、材料、製造設備、PACK、試験体制の集積優位を維持するとみられる。一方、需要面では北米が大きな市場であり続けるものの、アジア太平洋の比重が高まり、産業用途、公共安全、農業、インフラ点検、物流実証などの実装が市場拡大を押し上げる。