ネット時代の現代人を襲う「IDやパスワード疲れ」にならない方法「9割以上がIDやパスワードを忘れてしまっている」

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最近、半年ほどログインしていないネットサービスを使おうとして困ったことがあった。
「あれ、パスワードはわかるけれども、IDはなんだっけ?」というものだ。メールアドレスだったか、はたまた独自に作ったものだったのかを忘れてしまった。

幸いにも、今回は、何回かIDを試すことで無事にログインすることができた。
同じような経験をしたという人は、意外と多いのではないだろうか。

ディー・ディー・エスPR事務局は2月9日、パスワードに関するインターネット調査の結果を発表した。
その結果は、おどろくべきものだった。

●9割以上がIDもしくはパスワードを忘れてしまった経験あり!
20代〜50代の男女400名に対して実施した調査の結果、「IDやパスワードを忘れてしまった経験がある」と答えた人は実に93.9%にもなった。つまり、10人中9人は先日の筆者と同じようにIDやパスワードを忘れた経験をしているということだ。

さらに、サイトなどにログインする際に「IDやパスワードの入力を面倒」と感じている人も92.7%。こちらも9割以上が「面倒」と感じているという結果である。

つまり、9割以上の人が、IDやパスワードの入力は「面倒」と感じ、「忘れてしまった」経験があるということになる。
IDもパスワードも必要なものなのだが、どうしてこのようなことが起こるのだろうか。

その原因は、覚える数にある。

●平均6個以上のIDやパスワードを管理しているという実態
最近では、IDやパスワードを使うサービスが多く、その数はどんどん増えている。
TwitterやLINE、FacebookといったSNSや、DropboxやEvernoteといったクラウドサービス、またdocomo IDなどのケータイ会社のID/パスワード、パズドラやモンストで利用する引き継ぎ用ニックネームやパスワードも同様だろう。

そう、今や世の中は「IDとパスワード」にあふれているのだ。

事実、調査結果でも同じような内容が示されている。
「サイトやアプリにログインする際のIDやパスワードを何個持っていますか?」という質問に対して、
6個以上と答えたのが全体の43%と最も高かったのだ。

こうした背景から、「IDやパスワード疲れ」という新たな症状も登場している。

・IDやパスワードを忘れてしまいサービスにアクセスできない
・パスワードを設定する際、大文字小文字や数字、記号といった条件を指定される
・複数のサイトやアプリでIDやパスワードを思いつかない
・IDやパスワードが多すぎて覚えられない

こういった場合、利用者に大きなストレスとなっているそうだ。

●IDやパスワード疲れや難民とならない方法とは
この現代病とも言える「パスワード疲れ」「パスワード難民」とならない方法はどうすればいいのだろうか。

・指紋認証などの生体認証を使う
ARROWSやGALAXYといった一部のAndroid、またはiPhone 5s以降のiPhoneに採用されている指紋認証などの生体認証システムを使う。
指紋を読み取らせることでそれをパスワードの代わりにさせるのだ。iPhoneでは、DropboxやEvernote、Amazonも指紋認証を使うことができる。

・いっそ紙に書いて管理してしまう
非常に古典的な方法だが、有効な方法でもある。紙は持ち歩くような手帳ではなく、自宅にてしっかり管理できる場所に置いておく必要がある。
紙の管理は「持ち歩かない」「無くさない」「他人に見られない」ようにするべきだ。

・パスワード管理サービスを使う
これも有効な方法だ。パスワード管理サイトへさえログインできれば、ほかのサービスやアプリへのログインIDやパスワードがわかるというもの。
覚えるIDやパスワードは1つだけでいいのだ。
さらに、自動パスワード生成機能があるサービスが多く、「パスワードが思いつかない」場合にも有効な手段と言える。

以上の方法を使うことで、「パスワード疲れ」「パスワード難民」となってしまう確率がグンと減ることだろう。

データ出典:ディー・ディー・エスPR事務局調べ
“パスワード疲れ”の実態調査|PR TIMES

布施 繁樹