知ってた?無料版のWord for iPadでも「変更履歴の記録」が使える!その方法とは

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Word for iPadの「変更履歴の記録」はプレミアム機能である。
だから無料版のWord for iPadでは利用できない、そう思っている方はいないだろうか。
それは、間違いだ。
無料版のWord for iPadでも、変更履歴の記録はとれるのだ。ただし、それには条件がある。

今回は、それを説明したい。

●仕事では必須の機能 Wordでの「校閲履歴の記録」
Wordには「校閲履歴の記録」という機能がある。これは、文章を手動で校正した部分を記録する機能だ。
[校閲]タブの[校閲履歴の記録]ボタンをクリックして機能をオンにすると、挿入した文字は赤色+赤い下線、削除した文字は赤色+赤い取消線で表示される。紙の文書を校正するとき、よく"アカを入れる"と言うが、それと同じ機能と考えればいい。


【画面1】校閲履歴の記録をオンにすると、文書を手動で校正できる。画面はWindows版のWord 2013で文書を校正しているところだ。


筆者も、仕事でこの機能をよく利用している。原稿をWordファイルで納品すると、クライアントからコメントとアカの入った原稿が戻ってきて、それを確認しながら、再度、原稿を修正するのである。

実際に、この機能は企業の業務でも活用されるケースが多い。上長に提出した報告書や企画書が、この機能のせいで真っ赤になって返ってきた、という方もいるのではないだろうか。

●校閲履歴の記録オンの文書なら、無料版Word for iPadでも校正できる
この「校閲履歴の記録」は、Word for iPadにも用意されている。ただし、無料版のWord for iPadの場合、新規文書を作って「校閲履歴の記録」をオンにしようとすると、次のように「これはOffice 365の機能です」と表示されて利用できない。


【画面2】無料版のWord for iPadで新規文書を作り、変更履歴の記録をオンにしようとすると、Office 365の契約が必要だと表示される。なお、リリース直後は有料版で利用できる機能を「プレミアム機能」と呼んでいたが、最新のリリースでは、「プレミアム機能」という呼称は消えているようだ。


このため、次のように誤解しがちだ。

・ 有料版……変更履歴の記録が利用できる。
・ 無料版……変更履歴の記録が利用できない・

これは正確ではない。正確には、次のようになる。

・ 有料版……変更履歴の記録のオン/オフを切り替えられる。
・ 無料版……変更履歴の記録のオン/オフを切り替えられない。

どういうことかというと、
たとえば、
あなたがWindows版のWordで報告書を作り、「校閲履歴の記録」をオンにしてファイルを保存し、上司にメールで送信する。すると、上司は、Office 365を契約していなくても、無料版のWord for iPadであなたの報告書を校正できるのである。

ただし、「校閲履歴の記録」をオフにすることはできない。また1つ1つの履歴を承諾・拒否することもできない(承諾・拒否ができるのは有料版のみ)。

ちょっとややこしいのだけれど、ボク自身も誤解していたので、今回、紹介してみた。参考になれば幸いだ。


【画面3】無料版Word for iPadでも、変更履歴の記録がオンで保存された文書は、変更履歴をとることができる。できないのは、変更履歴の記録のオン/オフと承諾・拒否の処理だ。



井上健語(フリーランスライター)