――デビューシングルはモデルのお仕事からの流れを感じるガーリーな可愛らしいイメージでしたが、今回のセカンドシングルはクールな大人びた女性をイメージさせます。おそらく候補曲は他にもあったのではないかと思いますが、『7 WONDERS』が選ばれたのはなぜですか?

西内:髪を切って、今の髪型は自分に合っている気がして、自分らしいなと思っているんですけど、この曲の世界観も、今の自分にすごくマッチしてると思ったんです。前回は沢山のファッションを見せた、ファッション性のある曲だったんですけど、今回は歌とか音楽性を見てもらえる作品にしたくて。音域もすごく広いし、歌い方で印象が全然変わる曲なので、歌い手として、ちゃんと伝えたいという想いで、この曲にしました。

――デビューシングルの歪んだギターロックから一転、『7 WONDERS』のスペイシーなデジタルサウンドは予想を裏切られたのですが、どちらがやりたい音楽性に近しいのか気になりました。

西内:ロックだけじゃなく、他にもダンス曲だったり、ピアノの弾き語りだったり、色んなジャンルごとに魅力的な部分があるので、こだわってないですね。今はひたすら色んな音楽にチャレンジして、いつか自分が本当にやりたい、自分に向いている方向性に絞っていきたいなと思っています。

――髪を切られたことも影響していると思いますが、サウンドに合わせてヴィジュアルにも変化が見られます。ジャケットやミュージックビデオの撮影の際に、衣装についてリクエストされたことはありますか?

西内:フィッティングの前の打ち合わせから参加して、スタッフさんと話し合ったんですけど、すごくシンプルで、近未来的な、宇宙的なイメージを持っていて。髪を切ったことによってもイメージが変わるし、ちょっと大人びた世界観を意識して、曲のイメージに合う服を選びました。

――登場人物のキャラクターは異なるものの、2曲目の『Don’t let me down』も歌詞は恋愛がテーマになっていますが、西内さんご自身は、どんな方に魅力を感じますか?

西内:芯があって、それを貫いてて、生き生きしてる人かな。向上心を持って、何かに一生懸命打ち込んでる人にすごく魅力を感じますね。

――人付き合いは“広く浅く”か“狭く狭く”かで言えば、どちらが近いですか?

西内:今は、お仕事の時間がとても多いので、友だちと会う時間もそんなに無くて。ただ、この子だけとしか会わない、話さないってなると、あまり視野が広がらないと思うので、なるべく沢山の方と会いたいし、意見を聞きたい。でも、会えば会うほど、自分と合う子が分かるから。気付いたら、その子とはすごく深い仲になってる。だから、“広く浅く”でもいたいし、“狭く深く”でもいたい。欲張りなんです、私(笑)。

――自分と合う人は、共通点が多いのか、それとも自分に無いものを多く持っているのかでは、どちらのタイプですか?

西内:どちらかと言うと、自分と似ている人ですね。その方が共感し合えるというか、高め合えるというか。自分と全然違う人は、ずっと一緒にいると反発し合って、喧嘩ばっかりになって疲れちゃうので。ただ、自分とは違う意見も聞かないと、周りが見えなくなっちゃうから、なるべく色んな人に会ってみたいなと思っていて、面白いですよね。