ベトナム代表・三浦俊也監督「キャリア最悪の試合」と謝罪もベトナム国民からは称賛の声

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東南アジアの代表チームで争うAFFスズキカップの準決勝・第2戦が12月11日に開催され、地元開催となるベトナム代表がマレーシア代表に2-4で破れベスト4敗退が決定した。

初戦に2-1と先勝し勢いに乗る三浦俊也監督率いるベトナム代表だったが、この試合では守備が崩壊し、オウンゴールなどを含む4失点で得失点差により敗退が決定した。



若い代表の躍進により、ベトナム本国でも大きな注目を集めてきた日本人監督の三浦俊也氏は、試合後に「私の監督人生の中でも最悪の出来事の一つ」とファンに謝罪する一方で「相手のマレーシアの勝利への執念を感じた」と勝者を称えた。

また、大量失点に関して「守備陣のミスからの失点ではありますが、ミスは誰でもすること。サッカーはチームスポーツなので、一概に守備陣だけの責任ではなくチーム全体の問題です」とコメントし、4万人もの観衆が応援に駆けつけたことについては「本当に大勢のサポーターが足を運び、我々の勝利を祈って応援してくれた。監督としてこの敗北を受け入れるとともに、応援してくれたサポーターには残念な結果になったことを謝りたい」と語っている。

この会見を受けてベトナムのサポーターからは「三浦は、まだ多くを求めることはできない代表を適切に導いてくれた。彼の問題じゃないよ」「負けてサポーターに謝る姿勢を称えたい。彼は悪くないよ、ありがとうと言いたい」「我々のチームがまだまだってことだよ。それが全てだ」といったコメントが並んでいる。