女優業を1年半休んでの一大勝負だった

写真拡大

 篠原涼子(41)と市村正親(65)の長男が、有名私立小学校に合格して入学手続きを行ったと、11月18日発売の「女性自身」(光文社)が報じた。記事によると、3年前の幼稚園受験では第1志望の幼稚園には入園が叶わず、今回はそのリベンジ。篠原はここ1年半女優業を休んで、賭けていた“大勝負”だった。

名門校を狙う芸能人

 篠原が女優業を休んでまで専念していたお受験活動。だが女優業を休んでまで専念するのは彼女に限った話ではない。

 2011年に大ヒットした「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の続編が今年製作予定だった。だが、主演の松嶋菜々子(41)が次女のお受験で忙しいことが理由で、この話は白紙に。大ヒットドラマの続編は消滅した。

 他にも渡辺満里奈(43)や、長谷川京子(36)、瀬戸朝香(37)の子供は、目黒の名門幼稚園に通っている。ここは、私立小学校向けの受験体制がバッチリの難関幼稚園として知られている。

 今年も、藤本美貴(29)&庄司智春(38)夫妻、SHEILA(41)、元テレビ東京アナウンサーの八塩圭子(45)などの姿が入学説明会で見られた。

芸能人がお受験をしたがる3つの理由

 名門校へ子供を入れる。特に芸能人はこの点に特別な思い入れがあるようだ。ある芸能関係者は、

「まず、学歴コンプレックスがあります。芸能人の中には高校を卒業して、または在学中から芸能活動をしていて、勉強に専念する時期がなかったケースが非常に多い。だから、自分の子供にはしっかりと大学まで、できれば名門校できちんと学ばせたいという思いが強い傾向があります」

「自分の子供には、自分のような苦労をさせたくない」という親の思いだが、これ以外にも芸能人特有の理由も存在する。

「次に、ステータスです。芸能界の中でお受験というのは当たり前のように浸透しています。自分の子供がどの学校に行っているのか、それは芸能人にとってもステータスになります。特に女優仲間では、自身のランクにも影響することがあり、必死です」(同前)

 さらに、俗っぽいこんな理由も。

「仕事に繋がるケースもあります。ママタレや主婦タレとして活動するためには、育児は必須の条件。お受験に成功したというのは、最強のアピールポイントになります」

 子供を思う気持ちは一緒だが、一般の人のお受験と、芸能人のお受験は、少し意味合いが違ってきているようだ。お受験の合否が、そのまま女優としてのステータスや生活にも影響してしまう。

 芸能人のお受験は、純粋に子供の将来のため、とはいかないようだ。それに付き合わされる子供たちは、果たして幸せなのだろうか。

(取材・文/タナカアツシ)