台湾「地溝油」問題で旅行関係者、中国大陸籍客の減少を懸念

写真拡大

(台北 11日 中央社)食品会社「強冠」が廃油などを混ぜた食用ラードを製造、流通させていたことが判明した問題で、旅行業界から観光面への影響を懸念する声が上がっている。

中華民国旅行業品質保障協会(品保協会)の陳善国副理事長は、「地溝油」問題発覚以降、中国大陸から訪台時の食事に関する問い合わせが相次いでいると話す。特に中国大陸の国慶節をはさむ大型連休を迎える10月上旬は、台湾にとって稼ぎ時となるが、同地からの旅行者は低価格ツアーを中心に2割減少するのではと懸念を示している。

今回の事態を受けて観光局の劉喜臨副局長は、食品安全に関する情報は誠意をもって公開し、旅行者に隠蔽することはないとしたほか、宿泊業者に対する不定期の食品安全検査を年に4回実施しているなどと述べ、食品の安全性を重視する姿勢をアピールしている。

(蔡和穎/編集:齊藤啓介)