テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

浜田省吾さんの「MONEY」という曲はお金をテーマに扱っている。お金が欲しい、というストレートな欲望を歌い上げたロックチューンで、初めて聴いた時のインパクトは相当強かった。

曲の1番と2番で、主人公の男がお金に執着する理由が語られた後、

「何もかもみんな 爆破したい」

と主人公の気持ちが爆発する。

その後、3番で主人公が求めるライフスタイルが明らかになる訳だが、

「純白のメルセデス
 プール付きのマンション
 最高の女とベッドでドン・ペリニヨン」


と、いかにもBIG MONEYがかかりそうな生活である。
一体、いくら必要なのか?




その前に、この主人公はどうしてお金に執着するようになってしまったのかを考察したい。

それは前述の通り、曲の1番と2番を紐解けば良く分かる。

まず、男の育った環境は、メインストリートがわずか数100メートルというあまり栄えていない町のようだ。そのメインストリートには「さびれた映画館とバーが5、6軒」あるという。

ここで気になるのがバーの数だ。ストリートが短い割にバーの数が多いように見受けられる。
お酒に溺れる大人たちのお金に汚い姿を見て育ったのだろう。

さらに、男のお父さんは「消えちまった」らしい。

恐らく借金を残して蒸発してしまったのだろう。そんな父の代わりに男を育てたお兄さんは油にまみれて頑張った。そんな一生懸命なお兄さんに対しても、

「奴は自分の夢俺に背負わせて心ごまかしているのさ」と心を開かない。父の裏切りと兄との確執。

ここまでが1番だ。

2番に入り、男は恋をする。家族との関係が悪化する中、好きな女性が出来たことで男は救われたことだろう。「華やかなムームービースター」を夢見る彼女と「湖の畔に車を停めて」関係を持つ。

しかし、その彼女は「ゆうべどこかの金持ちの男と町を出て」行ってしまう。

ここまでを簡単にまとめると、

親の借金→父の蒸発→兄との間に生まれた確執。
彼女が出来た→金持ちの男に取られた。


常にお金がらみで嫌な思いをさせられているのが分かる。
そのせいで、男はお金に執着し、

「いつか奴等の足元にBIG MONEY 叩きつけてやる」
「いつかあいつの足元にBIG MONEY 叩きつけてやる」


という感情を抱き、「何もかもみんな 爆破したい」という過激な思想を持つに至る。

そして、3番で男が望むBIG MONEYの使い道が明らかになる。

「純白のメルセデス
 プール付きのマンション
 最高の女とベッドでドン・ペリニヨン」


お金に苦しめられた男が描く理想のライフスタイル。

これを実現するためにはいくら必要なのか。シミュレーションしてみた。



あくまでも目安ではあるが、BIG MONEYの総額は1億4527万2千200円ということになる。

1億4527万2千200円もの大金を「奴等」や「あいつ」の足元に叩きつけるのは容易ではない。猪瀬元都知事がお金を鞄に入れた入れないでもめていたが、あの鞄の大きさで5000万円である。あの鞄約3つ分を足元に叩きつけないといけない。

更に、これは購入時にかかる初期費用であり、この生活を保つためには最低限以下のお金が必要になってくる。

・固定資産税
・マンション修繕費積み立て
・自動車税
・車検費用

BIG MONEYな生活を維持するのも大変なのだ。

また、今回、ベンツやマンションや高級ベッドを検索したことにより、僕のブラウザに表示される広告が高級なものばかりになってしまうことが予想される。買えもしないのに、しばらくBIG MONEYな広告に悩まされることになるだろう。



この記事を書いたのは…

この記事の元ブログ: 浜田省吾の経済学 〜ビッグマネーはいくらなのか?