終盤に苦しんだが、首位をキープした大山志保(撮影:ALBA)

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<フジサンケイレディスクラシック 2日目◇26日◇川奈ホテルGC富士C(6,367ヤード・パー72)>
 国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。トータル5アンダー首位タイからスタートした大山志保は4バーディ・4ボギーの“72”とスコアを伸ばせなかったが、フェービー・ヤオ(台湾)、リ・エスド(韓国)と並ぶ首位タイをキープした。

 この日の大山は前日の勢いそのままに5番から3連続バーディを奪取。この時点でスコアを8アンダーまで伸ばして後続を引き離した。しかし前半最終の9番ではグリーン奥のカラーから3パットのボギー。トータル7アンダーに後退してバックナインのプレーに向かった。
 後半に入った大山は5ホール連続でパーを並べスコアを伸ばすことができない。むしろ15番ではセカンドショットをグリーン右に外してボギー。さらに続く16番でも50ヤードのサードショットをグリーンオーバーさせて連続ボギーを喫し、トータル5アンダーまで後退してしまった。
 ラウンド終盤で苦しい展開になった大山だが、17番パー3では5メートルのバーディパットを沈めて渾身のガッツポーズ。最終18番では2メートルのパーパットを決めきれず再びボギーとしてしまったが、それでもトータル5アンダー首位タイを堅守して最終日を迎えることになった。
 2日目のラウンドでは出入りの激しい内容でスコアを伸ばせなかった大山だが、最終日の優勝争いに向けて「悪いイメージはない」ときっぱり。終盤こそ、4ホールで3ボギーを叩いてしまったが、ショットは「日に日に良くなっている」し、アプローチも「思ったとおりに打てた」。また、終盤決め切れなかったパッティングについても、「高麗グリーンの芝の感じは好きだし、イメージは出ている」と最終日に引きずるような内容ではなかったようだ。
 「まさかこんなに早く優勝争いできるとは思ってなかったので、明日は明日で初日を迎えるような気持ちでプレーしたい」今季はスイングの不調から思うような成績を残せていない大山だが、過去に優勝したこともある得意のコースで浮上のきっかけをつかむことができるか。明日は強い気持ちを前面に出して、今季初優勝をもぎ取りにいく。
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