中国が宣言した東シナ海の防空識別圏内を米国のB-52爆撃機が飛行したことに続き、自衛隊機も圏内を飛行した。日米が防空識別圏の撤回を求めていることについて、中国側は「日本が自国の防空識別圏を撤回すれば考えても良い」と発表し、撤回する考えがないことを強調した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国が宣言した東シナ海の防空識別圏内を米国のB-52爆撃機が飛行したことに続き、自衛隊機も圏内を飛行した。日米が防空識別圏の撤回を求めていることについて、中国側は「日本が自国の防空識別圏を撤回すれば考えても良い」と発表し、撤回する考えがないことを強調した。

 東シナ海の防空識別圏をめぐる日米中の対立について、中国人ネットユーザーはどのような反応を示しているのだろうか。中国の簡易投稿サイト微博を覗いてみると、

 「戦闘機を緊急発進させないなら防空識別圏の意味はない」 「なぜ何も行動しないんだ?」

 など、B-52爆撃機が防空識別圏内を飛行しながらも、何の対応も見せなかった中国政府に対する非難が続出した。

 防空識別圏は不審機の接近時に緊急発進を実施する基準として設けられるものだが、防空識別圏が基準として機能していないことに多くの中国人ネットユーザーは不満のようだ。一方で、物騒な意見も多く寄せられ、

 「再び侵入した場合は撃ち落とせ」 「レーダーを照射しろ」

 などといった強硬な対応を要求する意見も少なくなかった。中国側はB-52爆撃機や自衛隊機に対して緊急発進をしなかったものの、28日には戦闘機による防空識別圏内の巡回を実施し、「領空の安全を断固として守っていく」と発表した。

 中国は日米による防空識別圏の撤回要請を拒否したうえで戦闘機による巡回を実施するなど、対立姿勢を強めており、東シナ海をめぐる日米中の対立はさらにエスカレートする可能性が高い。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)