この「カフカくん」から“赤ちゃんが泣き止むメロディ”が流れる

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以前、コネタで「ぐずり泣きの子供の96.2%が泣き止む動画」を紹介したことがある。ロッテのソフトキャンディ『カフカ(袋)<極うまミルク味>』プロモーションの一環として配信された動画であった。

え、どんな内容なのかって……? それでは、直接ご覧いただきましょう。タイトルは「ふかふかかふかのうた」です!



……どうですか。ほのぼのさせてくれるキャラ「カフカくん」が主人公であるものの、ストーリーが滅茶苦茶目まぐるしい。ハンモックで寝ているカフカくんが目覚め、風船に揺られながらお出かけ。その状態でカフカくんが『カフカ』を食べると、食べた数の分だけカフカくんが増殖したり、雨上がりにできた虹に大増殖したカフカくんが乗っかったり。
実は、この動画が馬鹿にできない。YouTube公開から約1年で再生回数680万回を記録し、カンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバルでは銅賞を受賞しているそうなんです。

ところでもう一つ、BGMも気になりませんでしたか? もう、あまりにもな転調の連続。聴き流すこともままならない。

これ、肝なんです。あえて、やっている。次々と音楽や映像に新しい展開を与えることで、子どもに泣くことを忘れさせて泣きやませる「定位反射」という現象を利用したからこその、目まぐるしき曲調なのです。この仕組みの効果が、また絶大! 0〜3歳のぐずり泣きをする子供たちに動画を観せると、52名中50名(96.2%)の子供が泣き止んだそうなんです。

でも子どもって、いつ泣き出すか分からないじゃないですか。街中で泣き出すお子さんに右往左往しているお母さんの姿を、今まで何度も見たことがある。だからこそ、持ち運べるようになりました! “泣きやみ動画”の音源を搭載したぬいぐるみ『カフカくんふしぎトーン』が、タカラトミーアーツから10月17日より発売されているのです。

「当社の担当者が動画を赤ちゃんに試したところ本当に泣き止み、『キャラクターの可愛さと、この驚き機能を融合させたぬいぐるみは市場に受け入れられるはず!』と考えました。お母さん達へインタビューすると、その時も商品化の要望は多かったです」(タカラトミーアーツ・担当者)
もちろん、ぬいぐるみには動画のフルコーラス音源そのままが搭載されている。音質を高めるため、スピーカーにもこだわりが持たれたそうだ。

使い方は、至極簡単。お腹を押すと内蔵のスピーカーから「ふかふかかふかのうた」が流れ、もう一度押すと途中で止まるという按配です。ストラップが付いているのでベビーカーのセーフティーバーやバッグなどに取り付けることができ、外出時のグズりに重宝すること必至。もちろん、ただマスコットとして楽しんでも良いでしょう。

「育児をしているお母さんをメインターゲットに想定していますが、プレゼント需要も大きいと考えています。お爺さんやお婆さん、親戚、お友達などなど可能性は色々あると思います」(タカラトミーアーツ・担当者)

そんな『カフカくんふしぎトーン』は、全国の雑貨店、玩具専門店、玩具売場で購入することができる。価格は、2,625円(税込)。

音源の監修は日本音響研究所所長の鈴木松美先生が務めており、科学的な根拠を元に制作されています。ガチです。

※体調が悪い、おなかがすいている、オムツが汚れているなどの生理的な要因があって泣いている場合は効果がありません。
(寺西ジャジューカ)