中国メディア・人民網は6日、5日までの3日間に北京市内にある団地で犬約20頭が相次いで死ぬ事態が発生し、警察が捜査に乗り出したと報じた。

 記事は、7日の夜に団地の住民が飼っていた11カ月の犬が突然吐き気や下痢の症状を催し、叫び声とともに倒れたことを紹介。この犬は病院に運ばれて治療を受けたものの、間もなく死亡した。また、この家以外にも4日から5日にかけて団地内の飼い犬が続々と同様の中毒症状で死んだと伝えた。

 3日間で死んだ犬約20頭の種類や年齢、性別はまちまちで、いずれも死ぬ数時間前に団地の芝生などで遊んでいたという。しかし、死ぬ原因に遭遇した場所や経路については明らかになっていない。愛犬を亡くした飼い主らは団地の住民に、しばらく散歩を控えるよう呼びかけた。

 記事は、管理不行き届きを住民から指摘された不動産管理会社が「管理のために散布した農薬とは関係がない」とする一方で、休日中で人の往来が激しく通常より外来者の管理が難しい状態であったとコメントしたことを紹介。さらに、死んだ犬の血液検査を行うなど警察が原因特定向けて捜査を開始したことを併せて伝えた。(編集担当:今関忠馬)