生命の起源は、何らかの原因により発生したアミノ酸が進化を繰り返したものとするのが現在の潮流となっていますが、そのアミノ酸の由来の一つ「宇宙由来説」を裏付けるかもしれない発見があったとの発表がありました。

'Alien Bugs' Discovered In Earth's Atmosphere
http://news.sky.com/story/1143906/alien-bugs-discovered-in-earths-atmosphere


シェフィールド大学の研究チームは、2013年8月のペルセウス座流星群が発生した時に調査用の気球を高度2万7000メートルの高さまで打ち上げ、その大気に含まれる成分を分析しました。その大気の中に、微細な生命体が含まれていたとのことです。


調査チームは、「このような生命体が地表を離れ、高度5万メートルにも達する成層圏にまで達するとは考えにくい」とし、地球以外を起源とする説を暗に示します。


研究チームを率いるMilton Wainwright教授はこう語ります。「多くの人はこの生命体を『地表から巻き上げられたにすぎない』と決めつけようとするが、一般的に考えて、この大きさの物体が高度2万7000メートルの高さにまで達するとは考えられません。唯一考えられるのは、爆発的な火山の噴火によるものだが、調査から3年以内にはそのような噴火は発生していないのです」このことから教授は「この生命体の起源は、宇宙からとしか考えられない」と結論づけました。


「このような生命は常に宇宙から地球へと降り注いでいると考えています。地球だけに生命が存在するわけではないのです。また、生命が地球上で誕生したものではないということも、ほぼ間違いありません」と語るWainwright教授。調査の結果はJournal of Cosmologyにおいて発表されることになっています。


教授はさらに「生命が宇宙からやってきている物だとすれば、生物と進化に対する考え方を見直す必要があります。これまでのテキストブックは書き直しが必要になります」と語り、10月に発生するオリオン座流星群の際に「決定的な」調査をおこなう予定である、としています。

調査の結果を楽しみにしたいところです。