トヨタ車だけでの人気車種ランキングTOP10!
国産車の代表的なメーカーといえばトヨタ自動車。今や国内第一位の企業というだけでなく、2012年には世界第一位の販売台数を誇る自動車メーカーとして、世界中から注目されています。
そんなトヨタはラインナップも豊富で、様々なモデルを取り揃えていることでも有名です。トヨタの数あるモデルの中から人気モデル10台をご紹介します。
◆第10位 アルファード
トヨタを代表するフラッグシップミニバン。パワーユニットはV6 3.5L、直4 2.4L、さらに直4 2.4L+フロントとリヤに各1つづつのモーターを備えるハイブリッドシステムの3種類をラインナップ。パワフルなV6から低燃費なハイブリッドまで豊富に選べるのもアルファードの魅力です。堂々としたフロントマスクをはじめとしたその佇まいは、まさにミニバンの王者の風格を兼ね備えている所が人気のヒミツの様です。ほかにも航空機のビジネスクラスを思わせるエグゼクティブパワーシートをセカンドシートに備える仕様もあり、大切なゲストが快適に移動させることが可能。ゴルフなどでも大活躍の1台です。
◆第9位 パッソ
プチトヨタのキャッチフレーズでお馴染みのトヨタのコンパクトカーがパッソ。女性スタッフによる女性目線のクルマ作りを実践した1台で、内外装を中心に女性ユーザーをターゲットにした仕様となっています。パワーユニットは直4 1.3Lエンジンと、直3 1.0Lエンジンの2本立て。特に女性ユーザーを意識した+Hana(プラスハナ)にはフロントベンチシートを備え、リビングのソファのような居心地の良さを実現。ほかにもリヤシートに置いた荷物が床に落ちないよう、後席の座面をフロント側に引き出せるロングクッションモードなど、ほかのモデルにはない魅力的な装備が女性を中心とした人気の秘密のようです。最小回転半径4.3mという取り回しの良さと、車両本体価格102万円(税込)からと、リーズナブルなプライスも、魅力の1台といえそうです。
◆第8位 ヴォクシー
トヨタのミドルクラスミニバンの人気モデルといえばヴォクシー。アルファード、ヴェルファイアのサイズでは大きすぎるといったユーザーや、都市部の駐車場事情を考えると5ナンバーサイズ(ZS・Zを除く)で、サードシートの乗員もゆったり座れるヴォクシーは、人気が高いのもうなずけます。パワーユニットは直4 2.0Lの1種類ですが、ウィンタースポーツにも活躍する4WDもラインナップされ、ファミリーから若者のグループ旅行まで、さまざまなシーンで活躍できるモデルです。
◆第7位 ヴェルファイア
アルファードの兄弟車であるヴェルファイアは、ボディサイズやグレードラインナップ、パワーユニットまで同一ですが、迫力のあるフロントマスクと、クリアレンズを多用した特徴的なテールランプを備えるリヤデザインにより、若者を中心に人気の高いモデルです。アルファード同様、パワフルなV6,標準的な直4、人気のハイブリッドまで豊富なバリエーションを取り揃えています。価格帯もアルファードと同一でありながら、前後のエクステリアを変えることで、若々しいイメージが人気の秘密と言えそうです。
◆第6位 スぺイド
手ごろなサイズと使いやすい助手席側スライドドアを備えるスぺイドは、ポルテの兄弟車として、登場した2BOXタイプのモデルです。運転席側は前後にヒンジドア、助手席側はフロントから開く大型の電動スライドドアが最大の特徴と言えます。車内には豊富な収納と、小さいお子さんの伸長を測ることのできる目盛り付きのピラーなど、遊び心も満点。後部座席の座面を跳ね上げることで自転車を横から積み込むことのできる多彩なシートアレンジなども人気の秘密といえます。VSC(横滑り防止装置)も全車標準装備となっており、ユーティリティと高い安全性を兼ね備えたモデルとして、人気の高いモデルです。
◆第5位 クラウン
トヨタの歴史上欠かすことのできないモデルであり、国産高級車の代名詞ともいえるクラウン。「いつかはクラウン」というキャッチフレーズは今も語り継がれる有名なフレーズです。現行モデルは1955年に登場した初代モデルから数えて14代目。伝統のロイヤルシリーズと、スポーティなイメージのアスリートシリーズを設定し、それぞれハイブリッドを設定しています。特徴的なフロントマスクは賛否両論ですが、販売台数を見ると、アスリート系を中心に意外と人気があるようです。また限定車として登場したピンクのクラウンも話題となり、ゼロクラウンと呼ばれた先々代モデル以来の意欲作はヒット作といえそうです。
◆第4位 ヴィッツ
トヨタを代表するリッターカーヴィッツ。パッソが女性をターゲットにしているのに対し、RSやG SPORTなどスポーティグレードを設定し、男性でも似合うコンパクトカーとして人気の高いモデルです。ヴィッツは登場以来、ヴィッツワンメイクレースや全日本ラリーなどでも活躍する競技車としてのポテンシャルも秘めており、扱いやすいサイズと、軽快な走りでライバルを圧倒しています。もちろんベーシックなコンパクトカーとしてビジネスユーズやファミリーカーとしても人気が高く、アイドリングストップ機能を備えたスマートストップパッケージを設定するなど低燃費技術もふんだんに取り込まれています。走りを重視する本格派から、コンパクトカーに求められる経済性を重視する方まで、さまざまなユーザーに支持されているヴィッツはまさに平成の大衆車といえるのではないでしょうか。
◆第3位 カローラ
クラウンと並び、トヨタの看板モデルともいえるカローラ。一時は派生車も含め、国産ナンバーワンの販売台数を長きにわたり記録していましたが、現在では4ドアセダンのカローラ アクシオと、ワゴンのカローラ フィールダーの2タイプのみとなっています。アクシオは直41.5Lと直41.3L、さらに今年8月より、直41.5L+モーターを組み合わせたハイブリッドモデルが登場しています。人気の中心はステーションワゴンのフィールダーで、アクシオには搭載されない1.8Lエンジンをラインナップ。インテリアもスポーティな黒系を中心としており、アウトドアやスポーツフィールドでも活躍できるフィールダーはアクティブな若者から、ファミリーまで幅広い層に支持されています。フィールダーにも同じく8月よりハイブリッドモデルが追加され、こちらも注目の1台といえそうです。
◆第2位 プリウス
ハイブリッド車の元祖として、確固たる地位を築き上げたプリウス。エコカーの代名詞ともいえるプリウスは、街中を走るクルマに目をやれば、必ずといっていいほど見かけるプリウスをみれば、その人気のほどが伺えます。プリウスの人気の秘密は何と言っても購入時のエコカー減税。イニシャルコストを抑えることのできるプリウスは、JC08モードで30.4km/L(Lは32.6km/L)の低燃費でランニングコストも抑えられることが最大の魅力です。プリウスには自宅などで充電をし、20km以上のEV走行を可能としたプリウスPHV(プラグインハイブリッド)や、7名乗車が可能なプリウスアルファも設定されています。多人数乗車が可能なプリウスアルファも、人気のモデルとなっていますが、同一ボディで5人乗り仕様も存在しており、ステーションワゴンとして使えるタイプもあります。ミニバンやワゴンとして使えるプリウスアルファも人気の高いモデルです。
◆第1位 アクア
2013年8月現在、国産車の新車販売台数トップに君臨するのがアクア。トヨタのハイブリッドエントリーモデルとして、トヨタ車としてだけでなく、国産車の中でもトップクラスの人気を誇ります。都市部での取り回しのしやすいサイズのアクアは、最小回転半径が4.8mと、全高を除き、全長、全幅、ホイールベースが全く同じラクティスよりも、小回りが効きます。
さらに、重量もハイブリッドシステムを搭載しているにもかかわらずラクティスより軽量で、低燃費にも大きく貢献しています。トヨタ自慢のハイブリッドシステムに、軽量なボディを組み合わせ、燃費はJC08モードで35.4km/Lと、ハイブリッド車のなかでも、抜群の低燃費を誇ります。アクアは、驚きの低燃費と手頃なサイズだけでなく、リーズナブルな車体価格にもあります。一番ベーシックなLが169万円からで、最上級グレードのG ブラックソフトレザーセレクションでも、194万円と、200万円を切るプライスとなっています。低燃費でリーズナブルな車両本体価格と、扱いやすいサイズが人気のヒミツといえそうです。
(井元 貴幸)