昨今のうなぎの価格上昇率はすさまじく、仕入れ値が2004年に比べ約10倍、2011年に比べ3倍ほどになり、国産うなぎを扱う専門店では2000円を超える値段でうな重が提供されるなど、ちょっとゼイタクな食べ物になりつつあります。そんな中、丸大食品がなんと鶏肉を蒲焼きに見立てた「鶏肉の蒲焼き」という新商品を7月8日(月)から発売するとのことなので、実際にどのようなものなのか食べてみることにしました。

国産鶏肉のみを使用した国内初うなぎの蒲焼状の商品 『鶏肉の蒲焼き』 新発売  本日7月8日(月)より全国スーパー等で販売開始|丸大食品株式会社のプレスリリース

まるでうなぎのような見た目のパッケージ。


iPhone 5と比べるとお肉(!?)の長さはちょっとiPhone 5より短いくらい。


たれも別添えで付いています。


裏面に作り方が書かれており、蒲焼きを取り出しレンジであたため、切ってごはんに載せるだけと非常に簡単。


原材料には、鶏肉・豚脂肪・蒲焼き風味エキスなどが確認できます。果たしてうなぎっぽい味に仕上がっているのでしょうか。


開封しお皿に取り出すとこんな感じ。


いい感じにテリが出ていて、うなぎのよう。


裏面には焼き目も付いています。


調理します。ラップをかけて……


電子レンジを使って500W・90秒で加熱。


加熱するとうなぎ……ではなくテリヤキチキンのような匂いがします。


スーパーで売っていたうなぎも温めて「鶏肉の蒲焼き」と並べて比べるとこんな感じ。雰囲気は近いのですが香りや箸で持った時の柔らかさが違います。


横から見ても高さも同じくらい。


鶏肉のかばやきのごはんを用意します。


鶏肉の蒲焼きをカット。意外とすっと包丁が通り、鶏肉より柔らかめながら、うなぎのような柔らかさは無い感じ。


切ってみると中はペースト状の鶏を固めたもののようです。


ごはんに載せて……


たれをかけたら完成。


色は近く、たれの匂いもなんとなく似ているのですが何か違う気も……さっそく食べてみます。


やはり鶏が原料なので、食感はほど遠い物にはなりますが、たれの味からはうなぎっぽさを感じることができます。蒲焼きに見立てた肉の味は完全に鶏の味がするので、たれでうなぎの雰囲気を楽しむものと考えたほうがよさそうです。


甘辛いたれはまさにうなぎのたれでごはんとの相性はグッド。


さらにうな丼っぽくするためにさんしょうをかけて食べてみます。


さんしょうの香りと辛味が甘辛いたれとよくマッチし、ますますウナギっぽくなります。さんしょうはセットでついてきませんが、リアルさが増すので買ってかけることをオススメします。


気になる価格は定価380円となっており、おそらく実際にスーパーで売られるときはもうちょっと安くなっているはず。少し高いような気もしますがホンモノのウナギに比べればはるかにリーズナブルとなっており、気軽にうなぎっぽいナニカをうな丼っぽい味のたれでごはんと合わせて食べたい時にオススメです。