【今年のJリーグも混戦模様。ファンは目の前の勝敗に一喜一憂しているが、ラモス瑠偉が監督はどんな考え方で勝敗や勝点を計算しているか語る】

Jリーグの序盤戦が進んでいるけれど、みんな今の時期の勝敗でものすごく一喜一憂しているよね。だけど、優勝を狙うチームはシーズンの最初にピークが合ってしまってはダメだし、まだ戦力補強できる時期もあるのだから、あまり悲観的になることはないよ。

みんな勝点の計算に一生懸命で、残留のためには最低でも試合数×1の勝点34は必要だとか、優勝のためには試合数×2+アルファの勝点68+アルファが必要だとか、そんなことを計算している。だけど、勝点計算の考え方が違ってるよ。

忘れちゃいけないのは、優勝するチームでも年間7敗から8敗しなきゃいけないということ。だから僕が考えていたのは、5試合で3勝1分1敗。連続して勝たなければいけない。連敗もダメで、最低でも引き分ける。開幕なんて勝たなくてもいい。連勝すれば波に乗るから、どうやって勝ち続けるのかが大切になってくる。もっとも、なかなかこの計算でもうまくいかないけどね。5試合で13ポイント奪った後に7連敗したこともあったし。

だけど序盤戦なら立て直せる。中盤戦で連敗が出てくると苦しくなるけどね。だからまだ大丈夫。そして重要なのはどこで負けるかということ。絶対に勝たなければいけない相手に負けちゃダメだよ。残留争いしそうなチームに負けていては優勝はないね。上位対決だったら、まだ負けはある。でもそのショックを引きずらないで次に勝てばいいんだ。

5試合を3勝1分1敗のペースで行くという目標って、J2でも当てはまる。このペースで行けば昇格圏内に入るから。だから目の前の勝敗に惑わされちゃダメだ。監督ってそういう計算をしながらリーグを見ているよ。