【ドイツ】ユニフォームを交換。長谷部誠が認めた清武弘嗣の成長
ヨルダン戦の敗戦からすぐの週末、ドイツでプレイする日本代表選手の多くはいつも通り、クラブでピッチに立った。
直接対決となったボルフスブルクの長谷部誠とニュルンベルクの清武弘嗣も、いつものようにチームのためにピッチを駆け巡った。結果は2-2の引き分けに終わった。
派手な打ち合いだったわけではない。前半はホーム、ボルフスブルクのゲーム。開始2分にディエゴの技ありシュートが奇襲のごとく決まり、相手の戦意を削いだ。27分にはオリッチの追加点が生まれる。
「それまでプレイスキックが全部芝にひっかかっていたので、あの1本だけ集中した。あのあたりに蹴れば何か起きると思ったので」と、清武は笑顔を見せた。
ボルフスブルクに主導権を握られた前半、清武にはポラックが徹底マークに来た。「イエロー1枚くらい、かまわないんだろうな」と感じたという清武。前半のうちに警告を受けるほどの激しさのマークに、「あいつ、ふざけんなと思った」。清武は接触シーンで左臀部からふとももの間を打撲。試合後もまだ痛みを引きずるほどの激しさだった。
ボルフスブルクのヘッキング監督はこの冬にニュルンベルクから移籍している。当時、下位に苦しんでいたニュンベルクは奮起して当然だ。「見返してやろうという気持ちが、口には出さなくてもあったと思う」と、清武は認めた。
3戦ぶり先発の長谷部は右SBでの出場だった。3月にはMFジョズエがアトレチコ・ミネイロへ移籍。ボルフスブルクで6季を戦った中盤の功労者が去ったことはチームにとっては痛手だ。だが、長谷部にとっては本職のボランチでの出場の可能性が増えるものと思われた。だが、ふたを開けてみればSBでの出場。「中盤もあるかなと思ったけど、右SBはもっと人がいないから」と、苦笑いするしかなかった。
長谷部は最終ラインの一角としてそつなくプレイした。大きなピンチも招くことはなかったが、逆にチャンスにも絡まない。サイドを中盤とのコンビで崩すには至らず、時折ドリブルで前進したものの、いかんせんその位置が低かったのが残念だ。

