天安門事件の学生リーダー、台北で劉暁波氏の釈放呼びかけ

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(台北 27日 中央社)天安門事件で学生リーダーをつとめ海外に亡命したウーアルカイシ(左)と王丹(右)の両氏は27日、北京当局に対し民主活動家の劉暁波氏の釈放を求める署名を台湾の総統府に提出、中国大陸に渡して欲しいと訴えた。

ウーアルカイシ氏は現在台湾在住、王丹氏も台湾で定期的に活動を行っており、劉氏の釈放を求める600人分の署名を台湾で集めた。2人の恩師でもある劉暁波氏は北京当局に民主化を要求する文章を発表し投獄され、2010年には獄中でノーベル平和賞を受賞している。

ウーアルカイシ氏によると、ノーベル賞受賞者141人を含む世界130カ国の40万人以上が署名に参加しているという。王丹氏は、台湾は中国大陸の人権状況に特に関心を払うべきで、劉氏の事件はひとつの重要な指標となると強調している。