米Googleは、同社提供のWebブラウザ「Google Chrome」において、「Chrome 25」からはGoogle アカウントにサインインしていない場合でも、検索ワードを暗号化してGoogleに送信される仕様にすると発表した。

「オムニボックス」(検索ワードを直接入力して検索したり、URLを入力するアドレスバーのこと)に入力する検索ワードをSSLで暗号化し、Googleへ送信することで、より高度なプライバシー保護およびセキュアな環境を実現可能だ。すでに現在のChromeでは、Googleアカウントにサインインしていれば、何を検索したかSSLで暗号化されるようになっている。

また、発表によると大手サイトではこうしたSSLによる暗号化がデフォルトとなりつつあるという。Gmailでは2010年、Twitterでは2012年の2月、Facebookでは同年11月より同様の仕様を採用。そして、検索についても同様に暗号化に向かって動き出しているとしている。FirefoxやSafariも全てのGoogle検索についてSSLを暗号化を導入しており、Chromeはこのトレンドに乗った形だ。

The Chromium Blog
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発表資料
URL:http://blog.chromium.org/2013/01/google-search-in-chrome-gets-more-secure.html
2013/01/21