左より品川庄司の庄司智春、FUJIWARAの藤本敏史
 2008年にフランスで公開され、愛する娘のためなら手段を選ばない父の愛が世界中の観客の心を貫いた問題作『96時間』。全米で初登場1位を獲得し、9週連続でトップ10入りを記録した同作がいよいよ1月11日、更なるスケールアップを遂げ『96時間/リベンジ』として帰ってくる。公開を目前に控えて、8日には本作の“最強親父”というキーワードにちなみ“最強親父宣言2013”と題したイベントを開催。今最も父親の愛を体現できる人物として、品川庄司の庄司智春と、FUJIWARAの藤本敏史が登場した。

 “最強親父”の二人は、本作の主人公ブライアン・ミルズを意識した黒の革ジャンを身にまとい、スクリーン左右に張られた自らのプロフィール写真を勢い良く突き破って登場。藤本は、別作品のプロモーションで本日来日したトム・クルーズを意識して「家族愛なら負けませんよ!向こうは離婚してますからね」と強気な発言をするも、正月の過ごし方を聞かれると「“最強親父宣言”言うてるのに、正月早々インフルエンザのウイルスに完全に負けてしまいまして。(ユッキーナに)『ぜってぇー治せよ!』と言われて、完全に治してグアム旅行に行きました。」と告白。更に、赤みを帯びた顔色を指摘されると「日焼け止めを塗ったけど、肌が弱過ぎて、腫れて炎症を起こして。家族はちゃんと守るけど、紫外線からは肌を守れなかったということですね。」と明かした。

 本作『96時間/リベンジ』について、藤本は「もうスゴイ!ブライアンが強すぎる。娘と妻を守るためだったら、アソコまでするか?みたいな。キレっぷりというか、最強の親父っぷりが半端無いですね。もう憧れ過ぎて、リーアム・ニーソンを“リーアム兄さん”と呼んでます。今、笑う所ですよ、皆さん。昨日からずっと考えてたので。」とコメント。庄司は「1作目から面白いんですけど、今回はイスタンブールが舞台で、カーチェイスが迫力あってね。1作目ともと絡めて、アクションシーンとかが見応えバッチリで、興奮しましたね。前回は娘のためでしたけど、今回は娘と妻を守るために遠隔で指示を出している、そこを皆さん是非観て頂きたいと思います。」と見所を語った。

 また、暴走する主人公ブライアンにちなみ、暴走してしまった経験について聞かれると、庄司は「僕は(ミキティが)モーニング娘。にいる時、恋愛禁止だって言われてるのに、個室がある岩盤浴に行ってますから、かなりの暴走でしょ。まぁ、週刊誌に撮られるということは、守れてなかったですけどね。好き過ぎた故に暴走してしまったという。でも、あの暴走があったからこそ、今の幸せが。」と回答。藤本は「僕は(木下)優樹菜と二人で歩いてたら、酔っ払った若いヤツが『オイ、藤本だろ?何か面白いことやってみろよ、無視すんじゃねーよ』って絡んできて、ここは男として言うとかなアカンと思って、注意しようと思った瞬間に、嫁がパッと俺の前に出て『てめー誰だよ?てめーが先に名乗れよ。ウゼーんだよ、どっか行けよ!』って、僕が守られたという。愛されてるというか、ヤンキー魂に火が付いたんでしょうね。」と妻との思い出を語った。

 ここで、「たとえ、どんな手を使ってでも、娘も、妻も、俺が守る。」と語るブライアンにも負けない、二人の“最強親父宣言2013”を発表。「愛娘と妻の為なら 吉本辞める」と書いた藤本は「愛する妻と娘を守るためなら、今まで築き上げてきた場所、時間を捨てることも出来るよという覚悟の現れです。イヤイヤ、すぐ干されるんで、簡単には辞めませんよ。あと、こういう大それたこと言ったら、インターネットのニュースとかで『FUJIWARA藤本、吉本辞める!』ってタイトルに出るじゃないですか。そしたらみんな気になって見るでしょ。」とコメント。

 続いて「愛息子と妻の為なら もう脱がない!」と書いた庄司は「この17年間ずっと脱いで何とかやってきましたが、自分では武器だと思っているものを今後は出しません。テレビに出る度に脱いでると、息子が大きくなった時に学校でイジられたりするかもしれないので、そのためにもちゃんと芸人として大きくなろうと思います。」と誓った。

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