初のDVD「Elega」を発売した、よしのひろこ
12月1日(土)、秋葉原の「ラムタラ メディアワールド アキバ」にて、元レースクイーンで、現在グラビアアイドルとして活躍中のよしのひろこが、ファーストDVDの発売を記念したイベントを行った。彼女が出演したのは竹書房の「Elega」(エレガ)というDVDシリーズ。これまでも森下まゆみ、山内智恵、松本麻実といった人気レースクイーンが出演し、いずれもイメージDVD売上で、上位にランキングされた人気シリーズだ。その第4弾ということで、本人も相当プレッシャーを感じていたようだが、イベントではそれを跳ね除けるかのように、DVDの中で着た衣装を2点も着用。それもハイレグとボディコン&Tバックという大サービスぶりに、会場を訪れたファンは大満足した様子だった。

そんな大成功のイベントが終わった後、よしのひろこに今回のDVDについて訊いてみた。まずはファーストDVDが発売された今の心境は?「ずっと前からDVDが出したかったんですけど、お腹に傷があったり、年齢的なこともあり、諦めかけていたんです。でも、事務所の社長の働き掛けや、今回の監督さんとの巡り合わせもあり、漸く出せたので本当に嬉しいです」。見ようによっては過激とも受け取れる内容だが、その辺に抵抗はなかったのだろうか?「全く無かったです。私の中で思う過激なことは全部やったつもりでいますが、他のやり方を教えて貰えるなら、もっとやりたいなって思います。ただし脱ぐ以外ですけど(笑)」。印象に残っているシーンは?「ぬるぬるしたシーンですね。撮影している時は『どういう風に見えるんだろう?』ってよく分からなかったんですが、出来上がった物を男友達に見せたところ、『これを撮った人は天才だ!』って絶賛していたんで、監督を信じてやって良かったなって思います」。

そして初のDVD発売イベント、終わった今の率直な気持ちは?「緊張しました。普段あんまり緊張しないんですが、今日はお客さんが来てくれるかどうか本当に心配で、何度も楽屋のドアを開けて会場の様子を見たくなりました。でも、実際にステージに立ってみたら、いつも応援してくれているメンバーだけじゃなくて、初めて来てくださった方も多かったので、すごく嬉しかったです」。大勢の人の前で衣装を着た気分は?「いつもの私を知っているファンの方は、過激な格好をした私をウェブのグラビアでしか見たことが無く、撮影会などでも、ちょっと面積の小さい水着を着ただけで照れて撮れなくなっちゃう人が多いんですね。なので、今日はファンの皆の方が緊張しないかなって思って見てました。私の方は露出狂って訳じゃないですけど、体のラインを見て貰うのは好きなので、すごく楽しかったですね」。

なるほど。では、今後はどのような活動をして行きたいのだろう?「グラビアはもちろんですが、それ以外のことも需要があればやりたいですね。レースクイーンに関しては自分の中で賞味期限があって、私自身もそれを過ぎたら続けたくなかったので、昨年できっぱり引退しました」。グラビアの方には賞味期限は無いのだろうか?「私の中では無いですね。壇蜜さんとかいるじゃないですか。最近、黒髪や年齢、グラビアの種類から、私よく壇蜜さん似てるって言われるんです。それはとても嬉しいことなんですけど、似てるじゃなくて『壇蜜さんよりエロいね』って言われるようになりたいです」。

今年で31歳になるよしのひろこ。レースクイーンとしては6年ものキャリアを持ち、清純で爽やか、そして気さくな人柄で多くのファンから支持を得てきた。その彼女が三十路を過ぎた途端、いきなり開花。これまでのイメージをぶち壊すかのようなセクシー路線で新境地を開拓した。だからと言って、彼女自身が変わってしまった訳では無い。人には「できること」、「やりたいこと」、「やらなければならないこと」の三つがある。その「やりたいこと」を出来るタイミングが、今ようやく巡って来たに過ぎないのだ。今回のDVDで魅せたエロスは長年あたためてきた「サンクチュアリ」の一つ。インタビューに答える彼女は、これまでと何ら変わり無い“よしのひろこ”その人だった。

(インタビュー・写真/矢沢隆則)

■関連サイト
・よしのひろこ「Elega」-amazon-
・よしのひろこ-公式ブログ-
・よしのひろこ-DVD発売記念フォトパック‐