担当M(以下M):J2のプレーオフが盛り上がった一方、J2からの昇格で問題点も出てきています。今年札幌が降格してしまったことで、3年連続J2から3位で昇格したチームは1年で降格してしまいました(J2で3位となり昇格したのは2009年湘南、2010年福岡、2011年札幌。それ以前は入れ替え戦)。しかも3チームとも最下位だったことを考えると、はたしてJ2から3チームを自動昇格させたほうがいいのでしょうか。

ラモス(以下R):僕はいいと思います。4チームを入れ替えてもいい。そういう刺激があったほうがリーグが活性化すると思いますね。

M:確かに今年は残留勝点のラインが上がりましたから、たくさんのチームが残留争いに巻き込まれて危機感が高まっていました。

R:厳しい戦いが続いたほうが選手は鍛えられるし、試合もおもしろくなるんですよ。そう考えると3チームでもいいでしょう。それに昇格チームの数を議論するより、リーグの構成チームの数を考えたほうがいい。このコーナーで何度も言ってるけれど、そろそろJ3を作るべきですよ。そしてJ1もJ2もクラブ数を減らす。それでこそ毎試合の意味が大きくなってきます。

M:今年のリーグに限っても、もしJ1からの降格が4チームだったら、ほとんどのクラブが降格に怯えることになりましたね。

R:それでいいんですよ。そしてJ2の活性化にもつながる。J2の中位以下にいるチームには、本当にJ1を狙っているのかと思えるところがあります。とりあえずJ2のままでいい、と思っているようなプレーをしていたら、サッカーのおもしろさなんて伝わらない。J2が本当にJ1を狙うチームばかりになることで、リーグがおもしろくなるし、J2でも降格するチームが増えることで、さらに緊迫した試合が見られるようになると思うんです。

M:J2が現状の22チームのうち、降格の可能性があるのが2チームだけということになると、昇格争いにも絡めず、降格もなくなったクラブというのがたくさん出てきますね。

R:それではつまらないでしょう。だったら、J1の規模は無理だけど下位リーグだったら運営していけるというクラブの規模で昇格と残留を争えばいいんですよ。

M:J1がもし16チーム構成になって、しかも4チーム入れ替えになるとほぼすべてのクラブが優勝レースか、残留争いのどちらかにかかわることになります。

R:そういう刺激がリーグをおもしろくします。J2のプレーオフはおもしろいから、さらに改革を進めていってほしいですね。