注目のブラジル戦、ザック「強い勇気を持ってリスクの多い戦い」を
16日14時10分(日本時間16日21時10分)、ポーランドでブラジル代表と国際親善試合を行うサッカー日本代表は前日の15日、試合会場で公式練習を1時間ほど行った。またザッケローニ監督は前日会見で「非常に難しいテストになる」とブラジル戦への展望を述べた。A代表のブラジルとの過去の対戦成績は2分6敗。「世界で一番テクニックのあるチーム」とザッケローニが讃える強豪ブラジルとの戦いに注目が集まる。
前日会見でザッケローニ監督は日本の問題点を興味深く解説している。フランス戦で勝利して選手達が天狗になっていないか?との質問には「このチームの選手が天狗になることはない」と言い切り、むしろ「あまりにも天狗になり過ぎず、アウェーで相手を尊重し過ぎる」とその弱点を指摘している。思えばオシム元日本代表監督も日本の弱点について同じような言葉を述べている。「日本人にはリスクを負う勇気が足りない」と言い切りその志向に警鐘を鳴らしていた。ザッケローニ監督もこの日本人のメンタル性を就任当初からよく指摘しており、そこに大きな問題があり、また逆にそれが克服できれば大きな可能性があると再三述べている。
この2年間でチームの能力とその可能性は完璧に把握したと述べるザッケローニ監督。世界での自分達の立ち位置を把握するためにはリスクの多い戦いになっても積極的に自らのサッカーを展開しなければならないというのはまさに正論だろう。それだけのタレントも今の日本には揃った。出場がまだ確定ではないがフィジカルも技術もある本田。また長友や香川のようにビッグクラブで活躍し、高いテクニックを持ち試合の最後まで走り続けられるスタミナを備えている選手もいる。
2014年のホスト国であり、Aマッチここ4試合で18得点失点0というブラジルは日本の現状を見るには最高の相手。「結果ではなく内容を問いたい」と勝利にはこだわらずという姿勢で冷静にザックは語ったが、ゲーム中を見れば彼が決して物静かな哲学者ではなく情熱的なマスターであることは一目瞭然だし勝利を望まない監督などいない。フレンドリーマッチではあるが、見逃せない注目の一戦は日本時間21時10分にキックオフ予定だ。(編集担当:田村和彦)
