中田さんの旅…中田さんが第2の故郷4ヶ国を巡りながら実業家のトモダチを歴訪した件(前編)。
「人生とは旅であり、旅とは人生である」…あの名言を残した旅人は今日も世界をぐーるぐる!

僕は最近ほとほと人生に疲れてきてしまい、旅に出たいなと思い始めています。旅に出て自分を見つめ直し、世界の大きさと自分の小ささを感じる。そして悩みも苦しみもちっぽけなことだと、大宇宙の中の星屑のような自分を客観視する。そんな時間を持ちたいと思っているのです。

しかし、問題は金です。

結局、悩みの大半は金で解決するのです。金さえあれば嫌いな人に会う必要もないし、金さえあれば朝起きたり夜徹夜したりする必要もないし、金さえあれば面倒臭いことはやらずに済むのです。金がないまま旅に出れば、満足にビーチリゾートやファッションセンターをめぐることもできません。逆に金があれば旅になど出ませんしね。家でゴロゴロして、ときどき温泉にでも行く程度の暮らしをするでしょうから。

つまり今僕が考えている旅とは「逃げ」なのです。逃避行なのです。その時点で僕には旅人になる資格はないのかもしれません。旅人とは「攻める」旅行者のこと。世界に攻め入り、会わなくてもいい人に会い、行かなくてもいい場所に行き、そこから刺激を受け取ろうと貪欲でありつづける人のことです。

それは一種の勇者と言えるでしょう。知らない町に乗り込み、面倒事を解決し、必要があればダンジョン的なところにも行く。用があるとかないとかではなく、行くことそのものが用。そして行けば何らかの事件があり、ヒントを出しながら嘆き悲しむ町人がおり、勇者には次々に「仕事」が舞い込んでくるのです。仕事から逃げるために旅に出ようとする僕と、旅そのものを仕事とする勇者とでは、このように大違いなのです。僕も早くそういう攻める生き方を身につけたいものですね…。

ということで、日本を代表する攻める旅人の近況について、5日の日テレ「アナザースカイ」からチェックしていきましょう。


◆旅人のアナザースカイは、逆に日本なんじゃないのだろうか…。


アスリートの人生を紐解く系の番組は数多くありますが、僕がその中でも重視しているのが「情熱大陸」「おしゃれイズム」そして「アナザースカイ」。これらの番組はほかにない独自情報を紹介し、より深くアスリートの内面をえぐり出してくれます。

その中のひとつ「アナザースカイ」は、「海外にある、第2の故郷」をキーワードに、ゲストの思い出の地を巡る番組。若き日の修行の地であったり、海外移籍先であったり、恩人の住む町であったり、そういう場所を訪ねることがメイン。「第2の故郷」ですから、それはそれは思い入れのある土地に行く番組なのです。だからこそ、そこで語られるエピソードは深みを増すわけです。

そんな良質番組「アナザースカイ」4周年記念スペシャルに、何と日本を代表する旅人が登場するというのです。そして2週間に渡り、ミャンマー、イタリア、ニューヨーク、ブラジルを巡るというのです。僕はそんな予告の時点で、あまりにも濃密な日程に軽くクラクラしてきました。「第2の故郷じゃねーのかよ」「同率?まさかの同率2位?」「イタリアが飛び抜けないことへの納得いかない感」と心の中では複雑な想いがぐーるぐる。番組のコンセプトを破壊しながら、旅人はアナザーアナザーアナザーアナザースカイへと出立したのです…。

↓番組オープニングでは、早速旅人の旅人らしさが垣間見える!

司会の今田耕司さん:「トーク形式の番組自体が初登場?」

旅人:「出ないですねぇなかなか。呼ばれないってのがあるんですけど」

今田:「東京には拠点はあるんですか?」

旅人:「僕は東京には家はないんですよ。いても月に一週間とか10日とか。それも連続した一週間ではないので。出て入っての。生まれてから数えれば100ちょい(の国を巡りました)」

旅人:「100と言ってもまだまだ半分なんで、200までは頑張りたいな」

ナレーション:「世界100か国を巡った男にとっては旅こそが日常だ」

駅に住んでる人:「僕は東京には家はないんですよ」
駅に住んでる人:「生まれてから数えれば100ちょい(の駅を巡った)」
駅に住んでる人:「100と言っても山手線と地下鉄足したののまだまだ3分の1なんで、200までは頑張りたいな」
駅に住んでる人:「同じ駅にずっと一週間いるわけじゃないですよ」
駅に住んでる人:「出たり入ったり」

何かポケモンスタンプラリーみたいな話になってきたな…。

これじゃ日本が第二の故郷みたいじゃないか…。


そして旅人は、まず軍事政権国家からの脱却を果たし、新たな歴史を作っている最中のミャンマーを5年ぶりに訪問。「第2の故郷…」「5年ぶりだけど…」「まぁ確かに、実家にも5年帰らないオッサンはいるけど…」と心にモヤモヤを抱える視聴者を置き去りに、旅人はミャンマーを闊歩したのです。

↓第2の故郷ミャンマー(※同率2位)でショッピングモールを訪問する旅人!
<旅人のミャンマー行動記その1>

●5年ぶりの訪問でまずショッピングモールへ
●旅人:「地域が変わっていくときって、携帯と化粧品が入ってくる」
●旅人:「売ってるブランドは知らないところが多いですけどね」
●VTRでは旅人が資生堂の看板の前をシレッと通過
●旅人:「洋服は本当に知っているところは一個もなかったですね」
●そして旅人は「TOKYO Summer Fashion」なる怪しい店を発見
●旅人:「七分丈レギンスとか普通に書いてある(笑)」
●旅人はモール内のドーナツ屋「ムーンベーカリー」を指さし、「どう見てもダンキンドーナツだろ」とパクリ疑惑を指摘
●さらに旅人はモール内でタイ焼きが売られていることを発見
●すると、そこに旅人の知り合いと思しきオネエっぽい男性が登場
●そのオネエはミャンマーの若手実業家アイバン氏だとのこと
●アイバン氏はデカめのサングラスをVネックのシャツからぶら下げる族
●アイバン氏は近くファッションビルを建築するらしく、旅人にもブランド紹介をお願いしているのだとか
●アイバン氏と旅人は一緒にタイ焼きを食べることに
●旅人は「あのムーンベーカリーのロゴってダンキンドーナツにそっくりじゃない?」などしつこい指摘をしつつ、ミャンマーの経済状況についてアイバン氏と情報交換
●15分間の経済談義を終えるも、タイ焼きは出てこず
●どうやら機械の調子が悪く焼けなかったらしい
●旅人:「今のミャンマーはタイをすっごい昔に戻した感じ」
●旅人:「今回一番ビックリしたのがネットがつながるとこ」

5年ぶりに訪れた第二の故郷で、新しくできたファッションモールを訪問し、タイ焼きを欲し、ネットがつながることに歓喜する旅人!

か…観光客や…!!


しかし、このままでは終わらないのが旅人。旅人は別に観光旅行をしているわけではないのです。お忘れかもしれませんが、旅人の目的は「地球世直し」。民主化による激動の中でも、ミャンマーには守るべき大切なものがある…その想いが旅人をミャンマーへと導いたのです。ここまでの内容は「モヤモヤさまぁ〜ず」みたいな感じですが、ここからが旅人の本番なのです!

↓そして旅人はミャンマーの男たちによる尊い活動を紹介してくれた!
<旅人のミャンマー行動記その2>

●アイバン氏は地元の建物を保全・修復する活動をしているとのこと
●経済発展の中、貧しい人は都市部を追われてしまいがち
●放っておけば地元の人たちの家が潰されてホテルになってしまう
●アイバン氏の活動は、人々の生活を守りミャンマーの文化を守る尊い活動なのだ
●夕立の中、相合傘で歩く旅人とアイバン氏
●旅人は雨の中で、ミャンマーの猛烈な発展に驚きつつ、「ネットが入ると世界が同じになってしまう。ミャンマー独自のものが失われてしまう。その国ならではのモノを守ることが大事」と持論を展開
●そうした変化を自らの目で見守り、紹介することが、旅人の「旅」なのだ

●さらに旅人は別のオネエと遭遇
●どうやらそれはミャンマーサッカー協会の会長ゾウゾウ氏だとのこと
●もちろんゾウゾウ氏は実業家
●もちろん会うのは5年ぶり
●ミャンマーの片隅でシャトー・ラフィットを空けるふたり
●ゾウゾウ氏と旅人の出会いは、飛行機でゾウゾウ氏が「ナカタさんですか?」と声をかけてきたのがきっかけ
●旅人:「僕は現地で友だちを作る」
●ふたりはミャンマーでチャリティーマッチを企画した間柄
●ゾウゾウ氏に連れられ旅人はミャンマー女子代表チームの合宿場へ
●旅人:「女子サッカーのマーケットはどんどん大きくなっている」
●旅人:「僕も…澤さんとか大変だったときから近くでよく見ているから」
●そんなミャンマー女子代表にはゾウゾウ氏から給料が支払われているとのこと
●さらにゾウゾウ氏は3万人入るスタジアムも建築しているとのこと
●私財を投じてミャンマーサッカーを発展させようとするゾウゾウ氏
●何故そこまでするのか?
●何故ゾウゾウ氏はそこまでするのか?
●ゾウゾウ氏:「私、ミャンマー人だから自分の国を伸ばすため頑張らないと(笑)」
●ゾウゾウ氏:「ナカタさんがヨーロッパ行ってプロ入って、みんな喜んだでしょ」
●ゾウゾウ氏:「そういう気持ちです」
●そうした頑張りを自らの目で見守り、紹介することが、旅人の「旅」なのだ

アイバン氏もゾウゾウ氏も頑張っているな!

そして、それを温かく見守る旅人も頑張っているな!

「誰かが頑張る→旅人が紹介する→頑張っている人が助かる」この流れを作り出すのが旅人のTAKE ACTIONなのだ!

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ミャンマーでも愛されていた旅人。アジアの希望となっていた旅人。番組でも「日本のトッププレイヤーが世界でも通用することを初めて示した」「中田は、アジア人として初めてヨーロッパで成功した男」「アジアの希望を作った選手」「アジア全体が中田を応援していた」と旅人を絶賛。これには奥寺康彦さん、アリ・ダエイさん、パウリノ・アルカンタラさんらも「ナカタ!ナカタ!」の大合唱を贈るに違いありません。

↓そして旅人は次なる第2の故郷ブラジルへ(※同率2位)!
<旅人のブラジル行動記>

●旅人:「日本から来るのは遠いけど、友だちも多いし気軽に来れる場所」
●はるばるやってきたのはかつての戦友に会うため
●果たして、その戦友とは誰なのか?
●戦友:「ヒデ、元気かい?」
●何と姿を現した戦友は、元ブラジル代表の怪物ロナウド
●旅人は発展をつづけるブラジル経済について戦友から情報収集
●戦友は現在、ブラジルのアスリートをプロモーションする会社を経営している
●日本で言えばサニー・サイドアップ社みたいなもの
●戦友:「宣伝したい」
●戦友:「引退するときのもらったお金をこの広告会社に注ぎ込んだ」
●戦友:「現役のときよりも忙しいよ(笑)」
●そうした頑張りを自らの目で見守り、紹介することが、旅人の「旅」なのだ

戦友も頑張っているな!

そして、それを温かく見守る旅人も頑張っているな!

「誰かが頑張る→旅人が紹介する→頑張っている人が助かる」この流れを作り出すのが旅人のTAKE ACTIONなのだ!

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世界のどこにでも友はいる。そしてつながっている。何年会わなくても、ひとたび会えば心はほぐれ、新たに紹介すべき話題が見つかる。時間は関係ないのです。紹介したいものがそこにあるかぎり。だから、何か紹介したいものがある実業家のみなさん、どうぞ旅人にお声掛けください。旅人は実業家からのお声掛けを待っています。実業家のあなたが住む町は、旅人にとって第2の故郷。みなさんの素晴らしい活動を紹介すべく、今日も旅人は世界をぐーるぐるしているのですから…!

↓今回の旅と次週の旅で、旅人は下記のみなさんを訪問予定です!
●ミャンマーの実業家アイバン氏
●ミャンマーの実業家ゾウゾウ氏
●ブラジルの実業家ロナウド氏
●イタリアの国際建築展で金獅子賞を受賞した建築家の伊東豊雄氏
●イタリアでグッチの社長をつとめる実業家パトリツィオ・ディ・マルコ氏
●イタリアでディーゼルの社長をつとめる実業家レンツォ・ロッソ氏
●ニューヨークの三ツ星レストラン雅オーナーシェフの高山雅氏

旅は遊びじゃないから!

意味なく友だちとかに会いにいくんじゃないから!

紹介したいものはそこにあるのか、見つけ出せるのか、それが問題でしょ!

紹介したい男たち、それが「トモダチ」なんだ!

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