予選では主に左サイドハーフに入っていたのですが、この2試合はスタートは真ん中に。キープ力があるのもかわれているかな?FWのようなプレーというよりも、中盤でのプレーが多いから[11]ベングトソンの1トップ気味と考えてもいいかもですね。


モロッコ戦では3枚、スペイン戦では6枚ものイエローカードが咲き乱れたため、日本戦にはオーバーエージの[15]エスピノサ、右サイドバックの[6]ペラルタが出場できず。
特に[15]エスピノサは運動量も豊富でホンジュラスの中盤の要となっていたので出れないのは痛いなんてレベルではないでしょう。ついでに言えば[6]ペラルタは予選ではボランチだったので、エスピノサの穴を埋める1番手は彼だったんじゃないかと。それが仲良く一緒に出場停止というね。
スペインもモロッコも直前で重要ポジションの選手が日本戦に出れなくなりましたが、ホンジュラスも同じように中心選手が一人いなくなりましたとさ。この巡り合わせのよさはなんなんでしょう?これで1位通過を逃すとか勘弁してほしいのですが。



では日本戦の予想スタメン、モロッコのは全部的中させましたが、これ全部的中したら100円くらい欲しいです(笑)結構難易度高いと思われます。

    [13]エルナンデス   [11]ベングトソン
     ([9]ロサーノ)
[7]マルティネス           [14]アンディ・ナハル

     [8]アルフレド・メヒア [17]ガリード
[3]フィゲロア               [2]クリサント
       [16]レベロン   [5]ベラスケス
                 ([4]コロン?)
         [1]ホセ・メンドーサ


あくまでコンディション不良等がなければ、ってお話ですがこうかなと。スペイン戦は肉体的にも精神的にもタフな試合でしたが、ホンジュラスは北中米予選は中1日で3試合こなしていたんで案外大丈夫かなと。

右サイドバックは他にやれる選手いるのか知らないけど、おそらく[2]クリサントでしょう。ボランチは[15]エスピノサと[6]ペラルタが使えないとなると、消去法でスペイン戦でボランチで出ていた[17]ガリードになると思われます。
この2試合はいい感じですが、中盤の要の[15]エスピノサがいない日本戦は少し中盤をかえてくるのかなと予想しています。

考えられるのは[7]マルティネスを真ん中から左サイドにまわして、FWにポストプレーをこなせる[13]エルナンデスかスピードのあるロサーノをいれて予選の戦い方をベースにするのかなと。モロッコ戦の途中でもこの形はみられたので、スタートは違っていてもどこかでやってくるでしょう。
あまりいじりたくないんなら最初は真ん中に[7]マルティネス、左に[10]アレクサンダーあたりを使ってくるんではないでしょうか。[10]アレクサンダーもテクニックある選手です。テクニック高い選手よりもフィジカル強いFWを1枚増やした方が日本に対しては効果的なんじゃないかなって思うから[13]エディ・エルナンデスを抜擢するかと僕は予想してます。


速攻なんかがクローズアップされてるかもしれませんが、U-23ホンジュラス代表の主体はサイド攻撃です。
サイドチェンジも使ってピッチを広く使い、[7]マルティネスの精度の高い左足のクロスと[14]アンディ・ナハルの突破力を活かして攻めてくるのが彼らの本質です。そこにサイドバックも積極的に攻撃に絡んでサイド攻撃に厚みを加えてきます。

予選から1番パターン化されていて多くの得点を生んできたのもサイドからFWめがけてクロスを放り込むという形です。エスピノサが出れないのなら予選からやっている形に戻すのが1番いいんではないでしょうか。
オーバーエージに190cmのベングトソンがいるし、日本戦はクロスをあげることが多くなりそうなのでしっかりと対応しないとですね、まあ2列目から飛び出してきてクロスにあわす選手がいないのでなんとかなるんじゃないですか。
2列目から飛び出してくるのが[15]エスピノサだったんだけどいないし。あるとすれば[17]ガリードあたりが飛び込んでくることがあるかなぁ。あとはミドルシュート撃つ意識は強いのでそちらも少し警戒すべきですかね。


守備は全体的に守備意識高まって多少はマシになってきてますが、相変わらずあんまりよくないですね。ボールウォッチャーになりがちなのも大きくは改善されてない気がする。GKの[1]ホセ・メンドサーが予選の時よりも当たっているので彼でなんとかもってるのが現状です。このGKがいるから守備がひどくても予選突破できたのですが、ロンドン五輪でもホセ・メンドーサでなんとかしのいでるのはかわりないです。なんとかこの牙城を崩したいですね。


ホンジュラスは引き分けでもグループリーグ突破がきまるけど、勝ちに来ると思う、というか攻撃的なカラーのチームだし引いてくることとかあるのかなぁと。そりゃあ他会場の結果次第では最後の方はなあなあになるのかもしれませんが。



一方、日本のスタメンですが、こんなんでいいんちゃうかなと

        [18]杉本
[15]斉藤   [14]宇佐美 [7]大津
     [3]扇原 [16]山口
[2]徳永 [5]吉田 [13]鈴木 [4]酒井宏
                ([2]酒井高)
        [1]権田


控えメンバーも全員使いたいところですが、1位通過もかかってるからなかなかね。ホンジュラスは攻撃力あるチームなのでDF陣はちょっとかえるのためらうね〜当然休ませたいって気持ちはあるし、そうしたほうがいいのかもしれないが正直言ってかえるの少し怖いのですが。
ただ前線は入れ替えた方がいいと思います。この後のことを考えるのではなく、ホンジュラスに勝つためにかえたほうがいいかな。

なぜならホンジュラスはスペインやモロッコと違って準備期間がそれなりにあったチームです。日本対策もある程度準備してきていることでしょう、だってモロッコやスペインはクラブとの兼ね合いがあってどんなメンバーでくるかはメンバー発表があるまで不透明だったし。

それなら国内組が多く予選からのメンバーが多くはいるであろう日本の研究に多くの時間を費やしているのだろうと。
ロンドン五輪での2試合で更に永井謙祐、清武弘嗣、東慶吾に対して研究をすすめているだろうし、それならあんまり疲労してない選手使った方が案外いい結果でるのかなと。別に研究されようが問題ない気もしますけど。

ホンジュラスの守備はいいものでないし、齊藤や宇佐美に仕掛けされれば点とれるでしょ。FWも次は永井より杉本のがオススメです。
ホンジュラスのスアレス監督は7月21日のメキシコ戦も視察に訪れており、その時に日刊スポーツの取材に対しても以下のコメントを残しております。
「日本は前の4人が流動的に動くすごくいいチームだ。ボランチの3番(MF扇原)もいいボールを出すし、右サイドバックの酒井宏も効果的なオーバーラップを見せる。先制点を決めた10番(MF東)や長身のFW(杉本)も警戒しないといけない」
グラスゴーに戻る列車内では、持参したノートとiPadを駆使し、分析した日本の戦術を事細かに書き記した。「永井はとても俊足。だがうちの(A代表にも名を連ねる)DFレベロンも足は速いし対応できる。FWにも(OAの)俊足ベントソンがいる」と不敵な笑みも浮かべた



まあ永井対策なんてのは五輪開幕前からもう十分やってきてるんじゃないかと。メキシコ戦の1番の目当てはデータが少ないのに直前の親善試合でゴールを決めてる不気味な杉本を見たかったんでしょう。ホンジュラスのセンターバックは[16]レベロンが180、[5]ベラスケスも180とそこまで大型でないんで、データも少なく高さもある杉本のがいいかなと。
予選では187cmの[4]コロンがレギュラーだったので日本が杉本起用するのを読んできてコロンをスタメンで使うかもしれないけど、けどこれはデカイけどスピード不足なんで問題ないかな。むしろ好都合かも。


大津を右におくのは相手がロングボールを多用してくる展開もありうるとみているので、そうなればロングボールを蹴るのは左サイドバックの[3]フィゲロアか左センターバックの[16]レベロンのどちらか。最終ラインでボールもつこと多いのもこの2人ですからね。それに対抗するんなら大津でも右においちゃおうかなってところです。状態がなんともいえないけどできれば前半だけでも出てもらいたいですね。


まあ適当に展望みたいなことやりましたが、侮ってはいけない相手ですがぶっちゃけ勝てるでしょ。エスピノサ入って思いのほか中盤よくなって内心ビビってたんですが出れないんだもん。直前の親善試合とかも視察行ってたみたいだし、対策もしっかり練ってきているだろうと。

日本とホンジュラスは北京五輪にも出場しておりましたが、どちらも結果は3戦全敗。しかし今回はお互いスペインに勝利して1位通過をかけて対戦するわけだからなかなか感慨深い(笑)ここ2試合を見てもしっかり準備してきたんだなというのが分かるので好感をもてます。
お互いの分析はかなりしてきていることでしょうが有利な立場は日本なのですから、ここも勝っておきましょう。引き分けでも満足だけど、3連勝できますよ。