th_逆光・花


こんにちは、スタイリストの上原百合佳です。

スタイリングに関して、プロからノウハウを伝授されたあなたは、もう一塊のシロウトではありません!
このコラムを読んで、スタイリングした画像は、ただ単にきれいに撮影したものとは、一線を画しているはずですよ。

今日からは、すぐに使えるフォト テクニックで、さらにワンラックアップできる!お話をしていきますね

■光(ライティング)のお話

まずはじめにお話ししたいのは、光(ライティング)についてです。

ライティングって聞くとなんだか難しそうですけど、専用の道具なんて一切要りません。
自然光(太陽光)で撮っちゃえばいいんです。かんたんでしょ?

プロが使用しているのは、自然光で撮影したように作られた、高額な機材です。
自然光が差し込まないスタジオや、夜の時間、天候など、どんな条件であっても、一定のクオリティーを保たなければならないので、ライティング専用機材は、プロの必需品なんです。

そんな道具がなくても、窓から太陽の光が差し込む部屋に住んでいればOK!
窓が北向きで、直接光が射し込まなくても、ぜんぜん大丈夫です。

まずは自然光が感じられる窓の近くを、撮影場所にしましょう。



そして撮影台(テーブル)の向きは、光に対して逆光になるようにセッティングして下さい。
逆光とは光の射す方向に対して、正面を向いている位置です。






お部屋に余裕があるようだったら、撮影台を窓に対して斜めに置くのがグッド!
これは半逆光(斜光)っていいます。

ものが立体的で美しく見える、光と影のバランス、それが半逆光(斜光)のポジションなんです。





ちなみに逆光の反対、光が射す方向に背を向けた、順光だとこんな感じ。

ぜんぜん違うでしょ?
全体に光が当たっているから、立体感が感じられず、ぺったりした画面になっちゃってますよね。

このように画像という2次元の世界で、3次元の立体感を表現するには、光と影のバランスが、とっても重要なんです。



雑誌やカタログなど、メディアの写真を見てみると、ほとんど半逆光(斜光)で撮っているので、参考にしてみて下さいね。


次回はカメラの位置(アングル)のお話しです。
今までの撮影パターンが、プロ並みのイケてる画像に変わるかも?なコツを、惜しみなく公開しちゃいます!
それでは、また来週♪
上原百合佳

雑貨&インテリア スタイリスト
雑誌、広告業界で活躍中。20年に及ぶスタイリスト経歴で、取引先クライアントは100社以上、掲載誌は誌50誌を超える実績の持ち主。かわいさの中にも大人のエッセンスを盛り込んだスタイリングが人気。代表作は「LION香りつづくTOPスウィートハーモニー」「ローラ アシュレイ 」「東京西川ホームファッションカタログ」など多数。
渋谷にてテーブルフォト&スタイリング講座を開催中。


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