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キッチンとテーブル用品で知られるアレッシィ社から、マルチメディア・タブレットがこのほど発売された。欧州では、5月末から電気製品を扱う店舗で扱っている。アレッシィと通信、マルチメディア、セキュリティー分野のノウハウが売りのPROMELIT(プロメリット)社の協働提携から誕生した商品は、デザインをステファノ・ジョヴァンノ―ニが担当した。

重さ858g、サイズ184×258×108cmのタブレットは、家庭で使用することが目的であり、機械に弱いという人でも簡単に操作できるようなシステムを考慮している。グーグル アンドロイドを搭載しており、インターネット接続によるテレビ、ラジオ、地デジテレビにも接続可能だ。寝室、居間、浴室、台所での異なるシーンに応じて、角度30度の画面は、底部になる平面の充電機から離して、移動することができる。画面のタテをヨコ向きにした際に、画像の向きは変わらないが、奥行きの浅い場所に置くこともでき、それに応じて画面は180度向きを変えられる。USBポーターもあるので、画像も取り入れることが可能。アルバムとしての使用も悪くはない。


男性も料理に関心を持ち、実践している昨今、フランスでは料理学校と提携して、簡単レシピ300選をサイト上で紹介する。テレビともコンピュータとも限定できない“マルチメディア・タブレット”が、家庭内でどんな位置づけを見つけていくのか、今後とも興味深い。

(取材・文 Kaoru URATA)

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