ヤンキースのクローザー、マリアノ・リベラ投手がオールスター戦の出場を辞退。その後、デレク・ジーター遊撃手とアレックス・ロドリゲス三塁手も欠場することを発表した(7月8日付公式HP)。

 右の上腕三頭筋を傷めていたリベラは、状態が改善したとして7日の対レイズ戦ではブルペンで肩を作り、登板に備えていたが、火曜日から始まるオールスター戦には欠場することになった。

 7日の試合は5対1でヤンキースが破れ、リベラの登板機会はなかった。「オールスターには出場したかったが、完全な状態ではなく、期待に添える投球はできない。3日間、腕を休ませることにした。(アメリカンリーグの)ロン・ワシントン監督には選んでもらったことに感謝したい」

 MLBはリベラの代わりにエンゼルスの新人、ジョーダン・ウォルデンの出場を発表した。

 その後、ジーターとロドリゲスも相次いで欠場を発表した。ジーターは右足のふくらはぎを傷めて3週間ぶりの復帰を果たしたばかりで「監督、GM、トレーナーらと話し合ったすえ、無理をしないほうがいいだろうという結論になった。ファンの投票でオールスターに出られるのは誇らしいことだが、シーズン後半戦のことを考えた」と述べた。

 ロドリゲスは6月19日以来、右ヒザに痛みを抱えていた。ロドリゲスは金曜日にMRI検査を受け、半月板に軽い損傷が見つかった。手術に踏み切った場合、復帰まで1ヶ月ほどかかる見込みで、ジョー・ジラルディ監督は「3割を打ちながら、ホームランも量産できる選手で、失うのは痛手だが、手術を受けるかどうかは本人に任せたい」と述べた。