2日のマリナーズ対パドレス戦で、パドレスの選手が3ボールのカウントで四球と判断して一塁に歩いたが、だれもアピールしなかったため、四球が成立してしまった(7月3日付シアトル・タイムズ)。

 パドレスのキャメロン・メイビン外野手は、マリナーズの先発、ダグ・フィスター投手の投じた2ストライク2ボール後の球を4ボール目と判断し、一塁に歩いた。マリナーズのエリック・ウェッジ監督以下、選手のだれもアピールせず、四球が成立。その後、メイビンは後続のヒットでホームを踏み、結果としてこれが決勝点となり、パドレスが1対0で完封勝ちした。

 なぜ、こんなことが起きたのだろう?

 5回、1アウトで打席に立ったメイビンは2球で2ストライクと追い込まれ、次の球をファール。4球目はボールになり、5球目をファール。6球目のカーブはワンバウンドのボールとなった。カウントは2ストライク2ボールのはずだが、球場のスコアボードも、テレビ中継のカウントも2ストライク3ボールと表示されていた。7球目の速球が高めに外れ、メイビンは一塁に向かったが、だれも球審に対してアピールをしなかった。

 球審のピッチ・カウンターは2-2となっていたが、メイビンが一塁に歩いてもだれも文句をいってこなかったことに加え、スコアボードもフルカウントになっていたので、自分の押し忘れだと思ったという。

 ウェッジ監督も同様で、フィスターがテンポよく投げていたため、ちょっと眼を離したときに投げた球がボールだったのだろうと解釈したという。監督は日曜日の試合前、チーム・ミーティングで謝罪した。「この船の船長として、絶対にあってはならないことを見逃してしまった。(カウントが違うのではないかという)自分の感覚をもっと信じるべきだった。信じなかった自分の責任だ」

 先週末のレンジャーズ対メッツ戦でもカウントの数え間違いが起きている。レンジャーズのネルソン・クルーズがフルカウント後のボール球を3ボール目と勘違いして、そのまま打席にとどまり、次の球で三振した。このときもだれも気づかずにアピールが出なかったが、試合は14対5でメッツの大勝だったため、大きな問題にはならなかった。しかし、今回の3ボール四球はマリナーズにとってはあまりにも痛いミスとなった。