左より佐藤かよ、“トロン・ボーイ”大塚寛之さん、JOY
 イマジネーションの可能性を追求し続けるディズニーが新たに挑む映像革命の話題作『トロン:レガシー』。12月17日に全世界で同時公開された同作は、全米オープニング興行成績1位を獲得し、日本でも好調にスタートを切り、初日から3日間の興行収入は3億7千万円を記録、最終興行収入は40億円の見込みとなっている。21日には東京・恵比寿ガーデンルームにて、11月15日より開催中の「トロン・ボーイ コンテスト」のファイナルイベントが行われ、日本全国の応募者の中から1次審査(書類)、2次審査(オンライン投票)を通過したファイナリスト6名が出場し、遂に「トロン・ボーイ」が選ばれた。

 映画の主人公・サムや謎の女・クオラが着用しているトロン・スーツは、サイバー・スキャンによってキャストの身体にピッタリ合うように作られ、電気で発光するランプが素材に縫い込まれた、『トロン:レガシー』のクールな世界観を象徴する近未来コスチューム。「トロン・ボーイ コンテスト」では、主人公サムのような冒険心と勇敢さに溢れ、かつトロン・スーツをスタイリッシュに着こなしてくれる男性をトロン・ボーイとして全国から大募集。ファイナルイベントには、ゲスト審査員としてJOYと佐藤かよが参加し、佐藤は「イケメンに目が“トロン”としちゃいそうなんです…」と甘い笑顔で述べると、一方のJOYは「中途半端な男はダメですからね!ビシビシ行きますよ」と厳しく挨拶した。

 最終審査では、映画コメンテーター・LiLiCoの進行により、客席中央のランウェイに6人のファイナリスト達が登場し、ウォーキングと決めポーズを披露。アピールタイムでは皆、緊張した様子ながらも、なわとび、バルーンアート、リフティング、カクテルメイキング、殺陣、三線といった個性豊かな特技を披露し、審査員や観客を大いに盛り上げた。

 その後の質疑応答では、佐藤から「女性のどんな所に惹かれますか?」との質問に、ファイナリスト6人が照れながらも回答。JOYからは、「今から僕がかよちゃんに絡むので、台詞で守ってもらいたいんですけど」との質問が飛び出し、JOYとファイナリスト達との迫真の?演技に、場内が笑いに包まれた。

 審査発表では、2次審査(オンライン投票)の最多得票者としてライブドア賞を大塚寛之さん(28)が、ディズニー賞を塩川逸武さん(28)がそれぞれ獲得。佐藤からは「サムの少年っぽいあどけなさの残る、芯の通った勇敢さを感じて。JOYくんの質問の時に、まずどうなるか分からないけどやってみよう!という勇敢な姿勢がすごく私に響きました。」と審査員特別賞が藤原拓也さん(20)に手渡された。

 いよいよ最後、トロン・ボーイ賞がJOYから発表され、livedoor賞に続いて大塚寛之さんがW受賞。大塚さんは「投票して頂いた家族や友人、この機会を作ってくれた皆さんに感謝の気持ちを伝えたいのと、『トロン:レガシー』という映画が公開されたタイミングにも感謝したいと思います。自分も役者を目指しているので、もっと活躍の場を広げられるように、勇気をもって一歩一歩前に進んで行きたいと思います!」と述べ、JOYは選んだポイントについて「独特の空気感が素晴らしいです。本当に、しゃべていることに邪心とか悪いオーラが一切無いんですよね。『自分、不器用ですから…』スタイルがいいんじゃないかって、審査員みんなで話して選ばせて頂きました。」と述べた。

 イベント後の囲み取材では、今年を締めくりつつ来年に向けて、JOYが「今年はいっぱいテレビに出させて頂けるようになって、本当に『生きてるな』って実感した一年ですね。今までこんなに忙しく動いたことがなかったので。来年は継続しつつ、何かまた出来ることを増やしていけたらなと思います。毎日が冒険なので、頑張ります。」とコメント。今年テレビ番組内で男性として生まれてきたことをカミングアウトした佐藤は「2010年を振り返ると、カミングアウトもそうですし、自分を再出発させた新しい年で、友達とか周りの人に改めて気付けた年だなって思ってます。来年は、もう一歩一歩って頑張って、挑戦の年にしていきたいです。モデルのお仕事も、こういうメディアのお仕事も一つ一つ頑張って行きたいなって考えてます。」と述べた。

 また、『トロン:レガシー』について、佐藤は「音楽の凄さと3D映像も素晴らしかったが、サムと父の世界を超えた絆にもすごく感動しました。」とコメント。続くJOYは「本当に全体的に楽しめた、めちゃくちゃかっこよかったです。」と映画の魅力を語り、クリスマスに是非観てほしいと締めくくった。

映画トロン:レガシー』公開記念「トロン・ボーイ コンテスト」