上海万博のデンマーク館で6月29日、男性職員がふざけて、展示中の「人魚姫」像に抱きつくなどしていたことが分かった。監視カメラの動画がインターネットで暴露されれたことで、明らかになった。

写真拡大

 上海万博のデンマーク館で6月29日、男性職員がふざけて、展示中の「人魚姫」像に抱きつくなどしていたことが分かった。監視カメラの動画がインターネットで暴露されたことで、明らかになった。中国のポータルサイト「網易」などが報じた。

■上海万博、現地報道写真

 動画は、多くの男女が「人魚姫」の周囲にある池で泳いでいるシーンで始まる。男性のうちの数人が「人魚姫」の台座に上り、「飛び込み」を披露。そのうちに、抱きついたり胸や尻をなでる男性が出た。

 デンマーク館も、事実として認めた。6月29日はデンマーク・デーで極めて忙しく、夜になり館内で慰労のためのパーティーを開いたところ、一部の職員が人魚姫の池で泳ぐなどしたという。

 池に入ったり、「人魚姫」にいたずらをした人の国籍などは伝えられていないが、動画では欧州人のように見える。池の周囲では中国人職員のように見える女性らが、プール内の様子を見て、写真撮影などをしている。

 人魚姫像は、デンマークの作家、アンデルセンの同名の童話をもとに作られた像。公開は1913年。ただし何度か損壊された。

 通常は同国首都のコペンハーゲンの護岸部に設置されており、同国を代表する観光名所にもなっている。国外で公開されたのは、上海万博が初めて。写真は上海万博で展示中の「人魚姫」。(編集担当:如月隼人)



■最新記事
上海万博のデンマーク館で6月29日、男性職員がふざけて、展示中の「人魚姫」像に抱きつくなどしていたことが分かった。監視カメラの動画がインターネットで暴露されれたことで、明らかになった。
たくましすぎる中国人…万博会場で無料案内図を入手・ネットで販売
【中国ブログ】「楊貴妃の裸体に抱きつく観光客」で作品批判も
くすぶる疑念、万博ソングの盗作疑惑が国歌に飛び火も、識者は否定
五輪、万博、そして…中国でのW杯開催は最早で2026年
上海万博:障害者など優先入館、対応で「てんやわんや」の騒ぎ