米国労働省が発表した雇用統計(季節調整済み)によると、2009年12月の米国失業率(軍人除く)は、前月から変わらず10.0%。3カ月連続で10%台となった。

 景気との連動性が高い非農業部門の雇用者数(季節調整済み)の11月速報値が改定され、前月比4000人増だったことが分かった。前月比で増加となったのは1年11カ月ぶり。

 12月(速報値)は再び減少に転じ、前月から8万5000人の減少。

 産業別に見ると、製造業・建設業は8万1000人減、サービス業は4000人減となっている。

 派遣労働(4万7千人増)、医療・介護(2万2000人増)は雇用者数の増加が続いている。

11月の米国失業率は10.0%、雇用者数の減少幅が縮小(2009-12-05)
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